Q4:夏の夜はどうしたら涼しく眠れるでしょう? 暑さで2、3時間おきに目が覚めてしまいます。2階に住んでいるので窓を開けたくありません。


(製造業、男性、地方都市のアパート)

A:オススメは二つ。ハッカ油スプレーを顔や体にかけることと、先ほども書きましたが硬い床に寝ることです。でも窓を閉めて熱帯夜を過ごすにはやはり電気が必要。不安な世の中こそ省エネの真の敵です。

Q5:熱帯夜、喉の渇きを潤すのにおすすめの飲み物はなんですか?
(マスコミ、女性、41歳、マンション暮らし)

A:白湯を常用しています。梅干しを入れた湯や番茶も爽やか。基本は健康です。健康であれば暑さ寒さにも強くなる。冷たい飲み物は体に負担が大きい。お酒もビールじゃなくて熱燗です。

Q6:調味料の貯蔵はどうされるのでしょうか?
(金融、女性、52歳、関東の一軒家)

A:よく聞かれるのですが、ちょっと不思議な質問です。日本の伝統的調味料は発酵という知恵により冷蔵庫のない時代に長い時間をかけて出来上がったものばかり。従って常温貯蔵です。

Q7:夏バテを防ぐために積極的に召し上がる食材は?
(主婦、46歳、田舎の一軒家)

A:ナスやキュウリやトマトやゴーヤなどの夏野菜(夏は激安)。赤味噌も暑い日こそうまい。従って夏野菜を使った赤味噌の味噌汁があれば十分。手間も金も不要。これも暑さの贈り物です。

AERA 2016年8月1日号

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稲垣えみ子

稲垣えみ子

稲垣えみ子(いながき・えみこ)/1965年生まれ。元朝日新聞記者。超節電生活。近著2冊『アフロえみ子の四季の食卓』(マガジンハウス)、『人生はどこでもドア リヨンの14日間』(東洋経済新報社)を刊行

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