「高学歴」を職業にする苦労とは(※イメージ)
「高学歴」を職業にする苦労とは(※イメージ)

 最近のテレビのクイズ番組をみると、有名大卒を前面に押し出した解答者がめだつ。「高学歴」を職業にする苦労はないのだろうか。活躍中のインテリ芸能人を取材した。

 2月中旬放送の、本をテーマにしたQさま!!で「学力王」に輝いた三浦奈保子さん(28)。共演者やスタッフは「子どものころからきちんと勉強してきたのがわかる」と口をそろえる。東京の女子校御三家の一つ、桜蔭高校の出身。現役で東大進学はかなわずいったん早稲田大学に進むが、あきらめきれず翌年、再受験して合格を勝ち取った。

「私の強みは浪人したことです。(現役生の)2倍勉強したことで、知識が深く定着しました」

 センター試験で選択しなかった日本史や、学校での勉強以外など、手薄だと感じている知識は、好きな旅行や読書を通して今も積み上げている。『ヒストリエ』『アドルフに告ぐ』『キングダム』など好きなマンガから広がる知識もあるとか。

「浪人生活はつらかったですけど、受験勉強や浪人はむだでないことを、私が頑張ることで伝えられたらいいな、と思っています」

 漢字王、脳力王、学力王……Qさま!!で数々のタイトルを獲得し、広範な知識で他を圧倒するやくみつるさん(56)は早大卒。あまりの強さに、インターネットには「Qさま!!は、やくみつる向けに問題を出しているのではないか!?」という書き込みさえ見られるほど。これに対して、やくさんはこう答える。

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