10回以上言っても認識されず、スマホを壁に投げつけそうに…(※イメージ)
10回以上言っても認識されず、スマホを壁に投げつけそうに…(※イメージ)

 アエラ恒例、ライター福光の体当たり企画、今回は英語学習編。いま人気のアプリを片っ端から使い倒してみた。その進化と面白さに驚き!

 今回の私のミッションは、英語学習アプリの使い倒し。まず、iTunesやGoogle Playで、「英語」「学習」などと検索してみる。と、出るわ出るわ。有料・無料、ものすごい数の英語学習アプリが存在している。

 その中から人気の高いものを片っ端からスマホにインストール。使ってみて驚いたのは、その内容のハンパない進化ぶりだ。まず最近の英語学習アプリのトレンドといえそうなのが、iPhoneのSiriなど、スマホの音声認識機能を使った発音チェック機能だ。

 たとえばSiriを利用した発音チェック機能がある「Real英会話」という会話系のアプリ。重要構文は、ネイティブの音声に続けて実際に発音し、認識されるかのテストができる。ただし、相手は機械と思ってなめてかかるとひどい目に遭う。ものによっては10回以上言っても認識されず、スマホを壁に投げつけそうになった英文なんかもあった。

 自分としては間違いなく、He has what it takes.(彼には素質がある)と言ってるのに、なんであなたHe has boughtsteaks.(彼はステーキを買った)に聞こえるわけ? Siri相手じゃ「空耳アワーかっつうの!」みたいなツッコミも、空しいだけだし。ほかに何度マイクに向かって英文を発しても、アメリカの兄ちゃんぽいアバターが、I don't understand. と、やたら明るく返してくるアプリなんかもあったっけ。

次のページ