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 女3人集まれば、花が咲くのはイケメン談議。アイドル以外のジャンルから“私だけのカレ”を発掘、ブレーク直前の美男子こそ、萌え心に火を注ぐ。今回は「肉体系男子」から、ネクストブレーク男子を紹介する。

 火花が散る音と、油のにおい。大阪府東大阪市の「平和鋼材」で働く丸山雄也さん(26)は、30センチ超の鉄鋼板を、ガスの熱と酸素の圧力で切断する。炎の光が反射して顔全体が、神秘的で濃いオレンジ色に染まる。

 工場で働く関西の男性らを集めた写真集『ゲンバ男子』(幻冬舎)でも取り上げられた。

 写真集を手がけた、大阪市の中小企業支援拠点「大阪産業創造館」の山野千枝さん(46)は「火の粉がバンバンの過酷な環境でも、黙々と作業している姿がかっこよかったです」と丸山さんの印象を話す。

 大阪生まれの大阪育ち。高校卒業後に勤めた配管の会社を3年で辞めアパレル店に転職したが、接客より、体を使って黙々と細かい作業をすることが、自分に向いていると気づいた。「現場」に戻りたいと思い、「平和鋼材」に就職した。

「周りの同世代で、工場勤務は少ない。でも、ずっと一つのことを追求できるのが魅力です」

 実力とルックスを備えた選手として卓球界で注目なのが、早稲田大学の大島祐哉選手(21)だ。

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