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黒板を付箋で埋め尽くし…会社の「民主化」が生んだヒット商品

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企業における民主主義とは何か?(写真はイメージ)

企業における民主主義とは何か?(写真はイメージ)

「民主主義」という言葉は、政治に限って使われるものではない。会社も「民主化」することで、思わぬ効果を生み出すことがあるようだ。

 社長、営業本部長、全国の支社長……。幹部合わせて14人が、思い思いに課題や本音を付箋に書き、黒板に貼り付けていく。

「人材の育成ができていない」「若者に対する商品アピールができていない」

 ワイン大手のメルシャンでは、2014年以来、「営業戦略会議」のやり方が変わった。

 実は、同社の幹部が集まり月1回ペースで開く営業戦略会議は、お世辞にも民主的とは言えない手段で進められていた。声の大きい人の意見が通り、少数意見は顧みられない。

 そこで、14年5月に3日間かけて行われた「臨時営業戦略会議」で、日本チームコーチング協会から外部コーチを招いて、チームコーチングという組織開発の手法を学んだ。

 自分たちのミッションは何かを確認した後で、付箋に意見を自由に書いて黒板に貼り、議題を絞る。一つの議題に3、4時間かけ、侃々諤々(かんかんがくがく)議論する。一人でも異なる発言があれば討議を重ね、最終的には「全員合意」のもとで意見を集約した。


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