「現場なので、化粧は週末だけ」女性が自衛官を志願した理由は

AERA
 平日は訓練で泥にまみれ、週末はデート。学生時代はあなたの隣にいたはずだ。そんな彼らが、自衛隊を職場に選んだリアルな理由とは。

 ケーブル編みの白いニットに、フレアスカート。顔には薄くファンデーションが塗られている。首元から日に焼けた肌がのぞく。

「化粧ですか? 自分はまだ現場なので、基本、週末だけです」

 大学を卒業後、陸上自衛隊に入隊して約5年。彼女は最近、階級が一つ上がった。

「だけど(給与明細を)見たら、思ったほど上がっていなくて。なんだよ、みたいな。ははは」

 18歳まで、地元の公立の進学校に通った。奨学金を借り、自立して大学で学ぶ兄の姿がまぶしくて、自分も同じ道を選んだ。いま、給料の中から月に2万5千円を返済に充てる。ローンは20年あるが、

「自分で借りたものは自分で返すつもりです」

 大学の卒業を少し先に控え、安全保障の講義を聴いたとき、その担い手である自衛隊のことを進路として初めて意識するようになった。調べてみると、特殊車両の運転免許などの取得支援や、米軍との合同訓練で生かせる英語教育が充実していた。

続きを読む

TwitterでAERA dot.をフォロー

@dot_asahi_pubさんをフォロー

FacebookでAERA dot.の記事をチェック