●ワンストップ窓口も

 同じくSGUの早稲田大学は世界81カ国・地域の389大学と交換留学協定を結んでいる。 14年度は3303人の学生が海外留学し、そのうち2968人が協定校への派遣留学。22年度までには全学生が在学中に1回は留学することを目標にするなど、 全学で留学を後押ししている。

 14年にはキャンパス内の留学に関するワンストップ窓口「Waseda Global Gate」もリニューアルした。

 とりわけ力を入れているのは、4年間で早稲田と留学先大学の学位を共に取得できる「ダブルディグリープログラム」 。ダブル・ディグリー制度を取り入れる多くの大学の留学先が数校に限られる中、早稲田は北京大学、シンガポール国立大学をはじめとする6大学・大学連盟から留学先を選ぶことができる。

<4学期制を導入しているおもな大学>
学期の区切りを世界標準に合わせるため、前期と後期をそれぞれ2分割、1期8週間ごとに単位を取得する

お茶の水女子大学/慶應義塾大学(一部の学部・学科)/東京大学/広島大学(15年度試行、16年度から全学導入)/立教大学(15年度試行、16年度から全学導入)/立命館アジア太平洋大学/早稲田大学(13年度から一部導入、17年度に全学導入)/明治大学(17年度から)/南山大学(17年度から)

<秋入学を導入しているおもな大学>
帰国生や留学生などを対象に、国内外から多様な、バックグラウンドを持った学生を受け入れるため秋でも入学できる。多くは英語で学ぶ

大阪大学(学部英語コース)/慶應義塾大学(法学部、総合政策学部、環境情報学部)/国際教養大学、筑波大学(社会・国際学群、人間学群、生命環境学群/理工学群)/東京大学(教養学部)/新潟大学(人文学部、経済学部、法学部、農学部)/立命館アジア太平洋大学(全2学部)/早稲田大学(政治経済学部、社会科学部、基幹・創造・先進の各理工学部、国際教養学(部、商学部)

<交換留学協定校の多いおもな大学>
海外大学と学生交流協定を結び、在籍大学に学費を払うことで留学先の学費が免除されたり、留学先での単位取得が可能となったりする制度

大阪大学(47カ国・地域の265大学・機関)/関西外国語大学(54カ国・地域の380大学)/関西学院大学(29カ国・地域の128大学)/本大学(27カ国・地域の115大学・機関)/慶應義塾大学(31カ国・地域の197(大学・機関)/国際教養大学(46カ国・地域の171大学)/上智大学(39カ国・地域の225大学・機関)/千葉大学(37カ国・地域の176大学・機関)/中央大学(33カ国・地域の165大学・機関)/筑波大学(54カ国・地域の283大学・機関)/東海大学(18カ国・地域の28大学・機関)/東京大学(43カ国・地域の291大学・機関)/東京外国語大学(49カ国・地域の114大学)/同志社大学(35カ国・地域の182大学)/名古屋大学(52カ国・地域の177大学)/日本大学(19カ国・地域の53大学)/広島大学(23カ国・地域の72大学)/北海道大学(50カ国・地域の236大学)/明治大学(35カ国・地域の186大学)/立命館大学(31カ国・地域の139大学・機関)/立命館アジア太平洋大学(40カ国・地域の120大学・機関)/早稲田大学(81カ国・地域の389大学・機関)

<ダブルディグリー制度のあるおもな大学>
在籍大学と海外大学の両方の学位が、原則4年間で取得できる留学制度(下記は学士号が取得できる大学)

関西学院大学(社会学部と商学部がカナダ・マウント・アリソン大学、国際学部がオーストラリア・クイーンズランド大学とマウント・アリソン大学、経済学部がフランス・リール第一大学と連携)/慶應義塾大学(経済学部とパリ政治学院が連携)/埼玉大学(経済学部とパリ第7大学が連携)/創価大学(文学部英語ダブルディグリーコースは英国・バッキンガム大学、中国語ダブルディグリーコースは北京語言大学と連携)/武蔵大学(経済学部でロンドン大学の学位が取得可能、留学不要)/明治大学(政治経済学部と米国・ノースイースタン大学、米国・テンプル大学が連携)/明治学院大学(国際学部とサンフランシスコ州立大学が連携)/早稲田大学(北京大学/(国立台湾大学、シンガポール国立大学など6大学・大学連盟と連携)/立命館アジア太平洋大学(米国・セントエドワーズ大学と連携)

AERA 2015年11月9日号