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【ニッポンの課長】アマゾンジャパン「ウェブの、向こう側」

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アマゾンジャパン「ウェブの、向こう側」アマゾンジャパン スポーツ&アウトドア事業部ウェブプロデュースマネージャー 白石啓介(38)撮影/写真部・東川哲也

アマゾンジャパン
「ウェブの、向こう側」

アマゾンジャパン スポーツ&アウトドア事業部
ウェブプロデュースマネージャー 白石啓介(38)
撮影/写真部・東川哲也

 アエラにて好評連載中の「ニッポンの課長」。

 現場を駆けずりまわって、マネジメントもやる。部下と上司の間に立って、仕事をやりとげる。それが「課長」だ。

 あの企業の課長はどんな現場で、何に取り組んでいるのか。彼らの現場を取材をした。

 今回はアマゾンジャパンの「ニッポンの課長」を紹介する。

【ニッポンの課長フォトギャラリーはこちら】

*  *  *
■アマゾンジャパン スポーツ&アウトドア事業部 ウェブプロデュースマネージャー 白石啓介(38)

 東京都目黒区にあるアマゾンジャパンの社屋には、ボルダリングウォールがある。壁を登りながら、白石啓介は考えていた。

「どうしたら、お客さんの買う決断を後押しできるんだろうか」

 すでに自社の書籍販売部門は十分すぎるほど巨大。しかし、6人の部下と働くスポーツ&アウトドア事業部は、まだ小さい。「未踏ルート」の先にフロンティアが広がる。

「だから燃える。やってやろうと思って、2年前に別の部署からここに来ました」

 日本文化大学を卒業後、ネット通販業界で経験を重ね、この会社には2010年に転職してきた。今いる事業部は、ゴルフやフィッシング、フィットネスなどの用品を扱う。

「ぼくらの売り場はウェブ上にあります。お客さんと対面で会話できないから、ウェブ上の情報がすべてなんですね。どう伝えたらいいか、つねに仲間たちと考えています」

 そのなかにアウトドア関連用品もある。テントやランタン、バーベキュー用品がこの範疇にふくまれる。自然のなかで余暇を過ごすことに「豊かさ」を見いだす人は増え続ける。需要も多い。

 客はネット検索してやってくる。だから、検索ワードには頭を絞る。商品の仕入れ先と相談して、掲載する写真にも工夫を凝らす。例えば、テントの開口部に雨よけの機能があるとすれば、その部分に寄った写真を載せる。大きさや形が分かるように図で説明したり、夜のキャンプ場に浮かぶテントの写真を載せたりと、あの手この手で魅力を伝える。

「キャンプ初心者ストア」のサイトでは、山、海、川・湖のロケーション別に、キャンプの楽しみ方、プランを紹介。そして、必須アイテムとして商品を薦める。

 手の届かないところを創意工夫で埋める。そうした作業を通して、感じるのだ。

「お客さんと顔を合わせることはないけど、向き合っている実感があるんですよね」(文中敬称略)

※本稿登場課長の所属や年齢は掲載時のものです

(編集部・岡本俊浩)

AERA 2015年7月6日号


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