土地柄? 葉山の「移住組」が馴染みやすい理由

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 価値観の多様化が叫ばれて久しい。自分と同じ考え方の人を探すのは至難の業だ。しかしだからこそ、考えを同じくする人を見つけたときは、その仲間が何かを動かす大きな力になる。

 相模湾に面した神奈川県葉山町。人口3万3千人、面積は東京都渋谷区よりも少し広い程度だが、海と山、自然豊かな環境がある。そんな場所で暮らしたい、子育てしたいと移り住んでくる家族が多い。

 最初は「移住組」であるはずの人たちもいつしか交じり合ってしまうのは、葉山という場所の土地柄だろうか。

 名店「ラ・マーレ・ド・茶屋」でシェフを務め、2012年に「ル・カナリ」をオープンした平田陽(ひでる)さん(54)は、「葉山の人がつながりやすいのは、この地が好きで、わざわざここを選んでいるから。少し話せば意気投合できるのです」という。

 妻の奈緒子さん(41)の話は興味深い。

「葉山は、海が好きで子どもか犬がいるとより、人と人がつながりやすい町。私は東京生まれですが、子どもと毎日海に行っていました。私が料理教室を主宰したら、海で知り合った人たちが来てくれるようになりました」

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