スーパーホストのTOMOさん(写真右)。当日は、台湾からダンス修行にきた若い男女が宿泊。男性が足を入れるのはフットマッサージ機。TOMOさんがゲストのために「導入」したものだ(写真:Airbnb Japan提供)
スーパーホストのTOMOさん(写真右)。当日は、台湾からダンス修行にきた若い男女が宿泊。男性が足を入れるのはフットマッサージ機。TOMOさんがゲストのために「導入」したものだ(写真:Airbnb Japan提供)

 インターネットが、「民泊」に革命を起こした。旅行者と民家を結びつけるサービス「Airbnb(エアビーアンドビー、以下Abb)」が世界的な人気を集めている。自宅にいても、異文化交流ができる。

 Abbは旅行者と民家を結びつけるインターネット上のサービスで、要するに「民泊」のことだ。これまで宿泊施設ではなかった「民家」というフロンティアを、インターネットの力で市場に組み込んだという点で画期的。サービスは2008年に米カリフォルニアで始まって以来、世界191カ国・地域の3万4千以上の都市で普及が進む。

 昨年、日本法人も立ち上がり、すでに8千件以上の民家が、民泊「ホスト」として登録された。1泊10万円、なんていうケースもあるが、平均8千円台、安ければ1千円台。タワマンから古民家、4畳半まで、あらゆる家がホストになっている。

「スーパーホスト」と呼ばれる人も現れ始めた。Abbによると、「メールへの返信率90%以上」「泊まったゲストのレビューの8割以上が五つ星評価」などの基準をクリアした人がスーパーホスト。全ホストの「上位1%」がこれにあたる。

次のページ