「恋人は?」の質問 記者を黙らせた女流棋士の一言 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「恋人は?」の質問 記者を黙らせた女流棋士の一言

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お祝いの場にはレンタルの和服で出席することが多い。3月下旬にあった女流棋聖の就位式では春らしく桜色の着物を選んだ(撮影/編集部・野嶋剛)

お祝いの場にはレンタルの和服で出席することが多い。3月下旬にあった女流棋聖の就位式では春らしく桜色の着物を選んだ(撮影/編集部・野嶋剛)

 囲碁界でひとりの女流棋士が注目を集めている。タイトルを総なめにして、ダンスや歌でも才能を発揮する台湾出身の謝依旻(シェイイミン)さんだ。

 一見すると、のんびりしているようにみえる。「癒やし系ですね」とたずねると、囲碁棋士の謝依旻さん(25)は目を丸くして言った。

「生まれて初めて言われました」

 このインタビューの3日後、1月に防衛に成功した女流棋聖の就位式が、都内のホテルであった。台湾メディアの記者たちが囲み、質問を投げかける。

「恋人はいませんか?」

 普通ははぐらかすか、笑ってごまかす質問だが、謝さんは、

「あちこち対局で飛び回っているのに、どうしたら彼氏をつくる時間があるのでしょうか?」

 静まりかえる記者たち。確かに癒やし系ではないようだ。伝わってくるのは、一つひとつの言葉を考えながら話す生真面目さ。台湾中部の苗栗という地方で育ち、12歳で日本に渡ってきて1人で戦ってこられたのも、そんな性格ゆえだろうか。


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