東大卒「文系」が活躍するのは「数学で負けた」から? (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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東大卒「文系」が活躍するのは「数学で負けた」から?

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東京大学松尾豊准教授まつお・ゆたか/40歳。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻准教授。専門は人工知能(撮影/編集部・瀬川茂子)

東京大学
松尾豊准教授

まつお・ゆたか/40歳。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻准教授。専門は人工知能(撮影/編集部・瀬川茂子)

 数学や理科でつまずいた人が文系に進み、つまずかなかった人が理系に進む──。これが日本で文系理系を分ける最大の要因だと、東京大学の松尾豊准教授は話す。しかし、文系には「数学で負けた」ゆえの強さもあると言う。

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 文系理系の差を考えていくと、「東大対慶應」ということも考えます。慶應大学の理系の人は、ITベンチャーで活躍したり、経営者になって成功したりする人も多い。私には慶應コンプレックスがあります。たとえば、私は研究で勝負したい時には論文を書きますが、慶應の人はテレビに出て、どんどん有名になってすごいと思われてしまう。同じ土俵で戦ってくれないと感じるのです。

 数学で負けたことがない人は、どういう武器を使うかとか、その武器を役立てる場面をどうつくるかといったことまで考えません。でも、数学では勝てないと思った人は自分の能力に限界があることを知り、いかに数学以外のところで勝負するかを考える。自分の力を知ってその能力を発揮できる戦い方について考え、それを本当の強さにしていきます。


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