これらはスマートフォンのカメラで撮影しておこう。撮影した写真はそのままスマートフォンに放置せずにクラウドに。手動はめんどうなので、自動バックアップ機能などを使うのがカンタンだ。Googleドライブに置けば、画像ファイル内の文字をテキスト認識させてGoogleドキュメントに変換することもできる。こうしておけば、あとで検索するときに重宝する。

 こうしてあらゆる情報を、できるだけ機械可読の形式にしてクラウドに置いておく。そして絶対に捨てない。

 幾千万のメモでも、数十のメモでも、そこからキーワードにマッチするメモを探し出す時間はそれほど変わらない。自分が一度でも興味を持ったことだけをため込んであるのだから、インターネット上を検索するより、ずっと効率的に目的の情報にたどり着けるはずだ。

「整理しない」「捨てない」という鉄則を守って情報をクラウドに保存し続けると、やがてできあがるのは、「マイ・ビッグデータ」だ。これを、あらゆる機器でいつでもどこでも参照できるようにしておくことが、あなたのスマートライフを加速していく。

AERA  2015年4月6日号より抜粋