※イメージ写真
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 高学歴のお笑い芸人として知られる、お笑いコンビ・ロザンの宇治原史規 さん(38)。京都大学出身の宇治原さんの思う、教育の形とは。

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 僕は国語とか数学とかだけではなく、「勉強」という科目があったらよかったなと思います。これは、「なんで勉強すんねん」というところから、その方法までを教える授業。

 自分自身が京都大学を目指して受験勉強を頑張ったり、家庭教師をしたりするなかで、勉強の意味や正しい勉強法を知り、それが学力を上げる一番手っ取り早い方法だと気づいたんですよ。

 あと、間違っているかもしれませんが、僕は「大人数教育」がいいと思っています。いまは学級の人数を減らしてきめ細かな授業を目指す流れがあります。でも、学級崩壊とよく言われますが、教室で立ち歩くのって、10人の教室に比べて、50人のほうが根性いるでしょ。人数が多いほうが学級崩壊って起こりにくいと思うんです。

 授業中は親の出入りを自由にして、希望すればいつでも授業参観できるようにするのも、一つの手かもしれません。親が見ていたら、立ち歩きませんから。

AERA  2015年3月16日号より抜粋