AERAワーキングマザー1000人委員会が10月25日に開いたワークショップ「新・保活を考える!」でも、会場から不安の声が上がった。

 認可を希望しても入れず認可外に預けている場合、加点によって配慮されてきた。「保育所つくってネットワーク」代表の斉藤真里子さんは、足立区では来年5月から小規模保育や保育ママに預けている人は加点されなくなると説明。他の自治体でも同様の動きがありそうだと話す。

「認可外すべてではないけれど、新制度に入る施設は国が果たす保育サービスととらえられるので、認可と同じとみなされ、加点の必要がなくなるという理由です。通っている施設が新制度に入るかどうか確認が必要です」

 新制度では加点がない代わりに、「連携施設」を決めることで受け入れ先を確保する見通しだ。

「有利なのは連携か加点か、と親が振り回されてしまわないか心配です。連携施設が満員で受け入れる余裕がなければ連携のメリットはなくなります」(斉藤さん)

AERA 2014年11月10日号より抜粋