朝起きてご飯を作り、子どもたちを送り出したら掃除・洗濯をする。それが終わるとテレビのワイドショーを見て過ごし、昼はママ友とシャンパンでも飲みながらランチ。夕方になるとご飯の支度をして、子どもたちに食べさせる。夫の帰宅を待つ気はなく、寝たくなったらさっさと寝る……。

 そのためには、年収1千万円の結婚相手を見つけたいと、意気込む。

 だが、現実はそう甘くない。明治安田生活福祉研究所の調査(2014年)によると、20代独身女性の57.1%が結婚相手に「年収400万円以上」を求めている。しかし実態は、年収「400万円以上」と回答した未婚男性は20代で11.7%、30代でも26.7%にとどまった。一方、「300万円未満」の割合は20代で65.5%、30代で45.4%にも上った。

「女性が結婚相手に求める年収と、実際の男性の年収とはかなり開きがあるという厳しい現実が見えてきます」(同研究所)

AERA 2014年9月15日号より抜粋