ちなみに、最近は無料相談を売りに、複数の保険会社の商品を扱う保険代理店が増えている。中立をうたっているが、「代理店としては、保険会社から受け取る手数料が高い商品を勧めがちです」と、保険営業経験約10年のAさんは打ち明ける。これから加入や見直しをする際に着目すべきは、通院保障の内容だ。

「入院した場合、以前は働けるようになってから退院していましたが、今は通院しながら治療する時代。1日千円でもいいので、通院保障のついている保険を選ぶといい」(Aさん)

 30代のシングル女性が気をつけたいのは、不妊治療が医療保険の加入に影響することだ。女性特有の病気を手厚く保障する保険では、過去の病歴と同じように、不妊治療も加入時の告知義務が課せられる場合がある。

「シングルであっても、特定のパートナーがいる女性は、早めに保険に入ったほうが安心です」(Aさん)

AERA 2014年6月23日号より抜粋