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孤立しやすい?父子家庭 助けは「ママ友」の存在

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木村隆弘さん(42)・駿介君(16)・真尋さん(13)・陽哉君(9)子どもたちが着ている服が小さくなり、成長していく姿を見るのが、何よりの楽しみだという(撮影/横関一浩)

木村隆弘さん(42)・駿介君(16)・真尋さん(13)・陽哉君(9)
子どもたちが着ている服が小さくなり、成長していく姿を見るのが、何よりの楽しみだという(撮影/横関一浩)

 1990年代後半以降、離婚の増加と比例して、父子家庭は増え続けている。厚生労働省の調査(2011年度)では、父子家庭の数は推計で約22万世帯に上り、93年度に比べ約4割も増えた。

 自身もシングルファザーである原貴紀(たかき)さん(40)が代表を務めるシングルファーザーを支援するNPO法人「しんふぁ支援協会」によると、

「数は少ないものの、子育てのために仕事ができなくなって生活が困窮し、うつになったり、自殺に追い込まれるシングルファーザーもいる」

 さらに、父子家庭は、母子家庭に比べると孤立しがちだという問題もある。父親は、仕事があるため、地域に知人が少ないからだという。しかし、周囲に助けられ乗り切ったシングルファーザーもいる。

 まだ夜も明けきらない朝5時半。茨城県に住む木村隆弘さん(42)は台所に立つと、前夜の食器の片づけを始める。

 11年6月、最愛の妻をがんで亡くした。以来、保険の営業をしながら長男の駿介君(16)、長女の真尋(まひろ)さん(13)、次男の陽哉(はるや)君(9)の3人の子どもを育てる。

 洗濯も炊事も初めて。すべてが手探りだった。朝ご飯の支度に取りかかり、長男の弁当を作る。子どもたちを学校に送り出すと、木村さんも8時20分には家を出る。夜は、どんなに仕事が忙しくても午後7時ごろ帰宅し、晩ご飯の準備に取りかかる。やっと一息つけるのが夜9時半ごろ。一人でビールを飲み、夜11時半ごろ寝るという。

 まさに息つく暇もない毎日だが、思春期を迎えた真尋さんへの接し方など育児の悩みは、亡くなった妻のママ友たちやブログで知りあったシングルファーザーに相談できた。

「特にママ友の協力は絶大です」

AERA 2014年5月19日号より抜粋


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