ちょっぴり焦ったが、フォローするのが面倒でそのまま教室へ。後ろの席の女子に「よろしくね!」と笑顔で話しかけた。すぐに打ち解けLINEを交換、サークル見学も一緒にした。互いにできた友達を紹介し合い、GW前にはスマホの連絡先が何十件も増えた。

 1浪して茨城県の医療系の大学に入った2年生のリサ(20)は、サークルに被災地ボランティアに大忙しのリア充女子。だが、2年生になっても履修を周囲の友人に合わせる女子の気持ちはわかる。

「みんなぼっちになりたくないというよりは、ぼっちと思われるのが嫌なんだと思う。プライドが高いのかな。でもそのわりには何かを主張したりしないし。友達との仲がこじれないように気をつかってるのがよくわかる」

AERA  2014年5月19日号より抜粋