一般社団法人日本家族計画協会では約30年前から「思春期・FPホットライン」を開設し、青少年の悩みを聞いている。男子の悩みのベスト3は、「包茎、自慰・射精、性器」で開設以来、変化はない。同協会クリニック所長の北村邦夫氏が言う。

「産み育てたわが子だから性の対象として見ていないだけで、大きくなって一緒に入浴していても少年の性意識が未発達とは言い切れない。ただし16~19歳の青少年でいえば、キス経験も性交経験も減少しており全体的に未熟化の傾向にあると思われます」

AERA 2014年4月14日号より抜粋