佐村河内氏 少女との「運命の出会い」も仕込みだった? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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佐村河内氏 少女との「運命の出会い」も仕込みだった?

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2月12日に公表された便箋8枚にわたる直筆の謝罪文。「嘘に嘘を重ね」「自分を偽って生きて来たことを深く恥じ」などというが、傷つけられた人たちへの言葉は少ない(撮影/写真部・植田真紗美)

2月12日に公表された便箋8枚にわたる直筆の謝罪文。「嘘に嘘を重ね」「自分を偽って生きて来たことを深く恥じ」などというが、傷つけられた人たちへの言葉は少ない(撮影/写真部・植田真紗美)

<運命的な出会い>といわれていた少女は、実はスタッフが探し出し佐村河内氏に引き合わせていたのである。

 少女に「レクイエム」を贈ろうと佐村河内氏は、少女の母親が亡くなった女川(おながわ)で明け方までの6時間を過ごした。すると、極寒の海沿いで「雨あられのように音が降ってきた」という。そして、2週間で完成させたのが「ピアノのためのレクイエム」だ。昨年の3月には少女の通う小学校で披露され、感動が渦巻いていた。

 しかし、この曲もゴーストライターによって編み出されたもので、称賛を寄せた人々の気持ちを裏切っていたことが、今月発覚したのである。井上さんは、“偽りの作曲家”に対する憤りを隠さない。

「このレクイエムは震災で亡くなった人の無念さを表す音楽とのことでしたが、その良し悪しは別として、曲作りや佐村河内さんの経歴も生き方も嘘で固められていた。自分のために、と恩義を感じていた少女の思いはどうなるのでしょう。私も、引き合わせるきっかけを作った責任を感じざるを得ません」

AERA 2014年2月24日号より抜粋


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