ワークスアプリケーションズインターンでの高評価が即内定につながる。自分でどんどん新しい課題にチャレンジできる人が楽しめるという(提供:ワークスアプリケーションズ)
ワークスアプリケーションズ
インターンでの高評価が即内定につながる。自分でどんどん新しい課題にチャレンジできる人が楽しめるという(提供:ワークスアプリケーションズ)

 就職に有利に働くと噂の、企業のインターンシップ制度。中には参加しないと内定できない企業や、優秀な成績を残せば「ご褒美」がもらえるなど、特色あるインターンシップを打ち出す企業もある。

 ワークスアプリケーションズでは20日間、課題に取り組み、ポテンシャルを見るインターンシップを行っている。例えば、「理想の時計を考えてください」というような抽象的なテーマにあらゆる角度から挑む問題が出されるという。20日間のインターンシップ終了後、優秀な成績を残した学生は、卒業後の1年間であればいつでも入社できる入社パスが発行される。昨年までは、優秀者はさらに海外でのインターンに参加でき、その中でもとりわけ優秀だった場合には、5年間有効な入社パスが発行されていた。この5年入社パス、今年も発行するか検討中だとか。ファーストリテイリングも、新卒の選考段階で必ずインターンシップを経験しなくては内定できない。

 優秀者にご褒美を用意する企業も多い。TAKAMI BRIDALでは、ウエディングのショップや教会で働くことができる現場実践型と、ハワイウエディング体験型がある。後者は15人程度の学生が仕事体験やワークを実践し、優秀者2人はハワイの現地インターンシップに招待される。プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンでは、勝ち抜き制のビジネスコンテスト形式でインターンが行われ、優秀者には社長にプレゼンしたり、一緒に食事をする権利、シンガポールオフィスツアーに参加する権利が与えられる。

AERA 2013年7月1日号