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心因性のED「相手を変える」ことで改善?

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 男性にとってデリケートかつ深刻な問題であるED(勃起不全)。その原因は心の方にあることも。

 新宿ウエストクリニックの渡辺玄一医師によると、童貞や経験不足による失敗で「EDになりました」とやってくる若者は少なくないが、ED薬服用でうまくいき、自信を回復する人も多いという。

 男性機能を回復させるにはホルモン療法もある。テストステロン補充療法(ART)は、1カ月分が6千円程度。あごの下、上腕の内側など、皮膚の薄い部分に塗る。そればかりか、ED薬を日常的に低容量服用することで、血管の機能改善作用などを通じ、生活習慣病の予防になるアンチエイジング的な使用も欧米ではある。

 ところが相手あっての行為だけに、せっかくED薬を処方されても「役に立たないこともあります」(新宿ウエストクリニックの室田英明医師)という点を女性はよく知らない。室田医師は言う。

「原因は、心の問題であることの方が多いかもしれない。薬を飲んでも性欲がないと効きにくくなるが、自分で性欲がなくなっている状況に気がつかず、こちらの指摘にびっくりする患者もいる」

 そうした心因性のEDとは、過度のストレスや緊張、仕事や生活上での強い不安、夫婦間のトラブルや倦怠などが原因だ。

 バイエル薬品の調査(2007年)によると、ときどきED症状が出る男性に「うまくできないとき」を尋ねた結果、ストレスがたまっているとき(51%)、疲れているとき(48%)、酒を飲みすぎたとき(30%)、落ち込んでいるとき(28%)、相手に飽きているとき(27%)だった。

 新宿ウエストクリニックの渡辺玄一医師も「EDの原因を突き止めるのは難しい。生活習慣病が影響していてもEDの引き金はストレスだったりする」という。

 渡辺医師は「脳が性的刺激を感じることが前提なので、刺激がない場合、相手を変えることも効果があると女性誌の取材で答えたら、削られてしまいました」と苦笑する。

AERA 2013年6月10日号


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