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犬はファッション感覚? 意識の低い飼い主

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 いま、犬の飼い主のマナーの低下が問題となっている。その背景には、小型犬のブームと「ファッション感覚」の意識があるようだ。

 巷では綱なしの「ノーリード」で散歩させる飼い主に、「恨み骨髄」という人が多い。

「犬嫌いの人にとって、犬は恐怖を与え迷惑をかけることがあることを飼い主は知らないのか」

 と怒り心頭なのは60代の男性。先日、近所の河川敷を孫(4)と散歩していると突然、ノーリードの小型犬が襲ってきた。飼い主が来て犬を抱え上げたが、「じゃれついてすみません」とヘラヘラ顔。男性が、「つなぎなさいよ!!」と一喝すると、飼い主は犬を連れ一目散に走り去ったが、孫は恐怖におびえきったという。

 幸い孫にけがはなかったが、人が犬にかまれる事件(咬傷事件)は、環境省によると2010年度だけでも全国で4400件近くも起きている。

「ノーリードは、飼い主の独りよがり」と厳しく非難するのは、犬のインストラクター育成などを行う「D.I.N.G.O.」(横浜市)代表、新居(あらい)和弥さんだ。リードを着けていると犬がかわいそう、という飼い主がいるが、犬は人間のそばにいて幸せを感じる動物だという。

 新居さんによれば、ノーリードなどで罪の意識が低いのは、チワワやトイプードルといった最近ブームの小型犬の飼い主に多いという。

「彼らに興味があるのは、犬をバッグに入れて連れて歩いたり、洋服を着せたりするファッションだけ。生きたぬいぐるみのように扱い、モラルの向上にはまったくといっていいほど関心を持っていません」

AERA 2013年5月6日・13日号


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