(※イメージ)
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 子どもの成長とともに、無関係ではいられなくなる「ママ友」というコミュニティ。その付き合い方に悩む母親も多いようだが、中には「やり過ごす」という方法をとる人もいるようだ。

「あなたの子育ては間違っていると断言されて。笑顔で聞き流していましたが、悔しくて」

 都内在住のウェブデザイナーの女性(40)は、小学校3年生の一人息子が新学年になり、野球チームをやめる際、同じチームのママ友から「将来も物事から逃げるダメな大人になる」などと非難された。もともと体力作りのために始めた野球。プロを目指すわけでもない。翌年からは塾にも行く予定なので、つい「控えめな息子が3年間もがんばれた」と言って、あきれられた。さらに親切に心配しているというスタンスで、自分の子がダメになると触れ回られた。「リベンジは立派な大人に育てた10年後、いや20年後」と、下手に反撃するよりもグッと我慢した。

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