都知事選を控え、アエラではネット上でひと足早く「開票」を行った。メディアなどで出馬の可能性が取りざたされた人たちを「候補者」として、ネットで都民500人にアンケートを実施。結果は猪瀬直樹副知事が「得票率」40%でトップ、東国原英夫・前宮崎県知事(55)が18%で次点となった。舛添要一氏(63)は5%、石原氏の長男の伸晃・前自民党幹事長(55)は4%でそれに次ぐかたちとなった。

 アンケートでは、「この人だけには都知事になってほしくない人は?」という質問を用意し、「嫌われ度」も分析してみた。

 猪瀬氏を挙げた人は3%。「石原さんの後継者なので」(42歳・男性)とアンチ石原の声が目立ったが、支持に比べると嫌われ度は極端に低い。東国原氏は12%。「パフォーマンスばかり」(38歳・女性)と政治スタイルへの批判が多いが、こちらも支持の方が上回っている。

 群を抜いて嫌われていたのが、菅前首相と蓮舫元行政刷新相(44)の東京選出「民主党コンビ」だった。

 ともに18%。菅氏には「国政同様に、都政をめちゃくちゃにしそうなので」(59歳・女性)と、東日本大震災の対応で混乱した首相時代の悪評がついて回る。

 蓮舫氏には「東京は2位では駄目なんです」(37歳・男性)と、事業仕分けなどで見られたパフォーマンスへの批判が目立った。

AERA 2012年11月19日号