石原都知事の「最終日」に都議会で並ぶ猪瀬氏(右)。石原氏とは「ずっと一緒に、あうんの呼吸でやってきた」。以心伝心で都政を譲られるのか、それともどんでん返しがあるのか (c)朝日新聞社@@写禁
石原都知事の「最終日」に都議会で並ぶ猪瀬氏(右)。石原氏とは「ずっと一緒に、あうんの呼吸でやってきた」。以心伝心で都政を譲られるのか、それともどんでん返しがあるのか (c)朝日新聞社@@写禁

 このままだと今年最後のビッグイベントとなる東京都知事選。勝つのは誰か。アエラではメディアなどで取りざたされている人々を「候補者」に見立てて、ネットで都民500人にアンケートした。

 アエラは11月5日、20歳以上の都民500人にインターネットを通じてアンケートを行った。男性320人、女性180人が回答した。「候補者」としてリストアップしたのは、猪瀬直樹副知事など12人。いずれも、メディアなどで出馬の可能性が取りざたされた人たちである。

 結果は猪瀬氏が「得票率」40%でトップを激走。「ある程度、現在の都政を継承してもらいたい」(46歳・男性)と石原都政の継続に期待したり、副知事としての実績を評価したりする声が多かった。次いで、前回都知事選に出馬し、次点だった東国原英夫・前宮崎県知事(55)で18%。「宮崎県での活躍から」(44歳・女性)と、ここでも実績を評価する声が目立つ。

 年代別では20代で東国原氏がトップだったものの、年齢層が上がるとともに猪瀬氏の支持が急上昇。60代以上では実に56%が支持した。

 1999年に出馬し、かつて「総理にしたい政治家」の常連だった舛添要一氏(63)は5%、石原氏の長男の伸晃・前自民党幹事長(55)は4%で、「世襲」の期待は高くない。ちなみに正式な出馬表明の前ということもあってか、松沢氏は3%、宇都宮氏は1%。

AERA 2012年11月19日号