裏東京マラソン 給水ならぬ「給○ポイント」出現

AERA#マラソン
 今年、全国各地で一風変わった「体験」を競うマラソンが行われている。その名も「ご当地ソーシャルマラソン(シャルソン)」。ルールはゴール時間厳守と、その後のパーティー参加のみという自由さだ。

 参加者が自由に距離やコースを決め、町内を走る。歩くのも自転車も可。パーティーでマラソン中の体験を発表し、最も面白かった人やチームが優勝だ。

 今年2月の東京都世田谷区経堂を皮切りに、10月までに横浜、東京都墨田区、前橋、札幌、新潟と6市区町で開催された。当日の様子は参加者がインターネットの動画サイトなどで中継。

「自分たちもやりたい」と企画ブームが広がっている。

 始まりは、経堂で料理店「パクチーハウス東京」を営む佐谷恭さん(37)が、東京マラソンに落選したことだった。

「落選者のための『裏東京マラソン』です。誰でも参加でき、タイムより走る楽しさを重視しようと」(佐谷さん)

 開催日は東京マラソンと同じ2月26日。賛同した経堂のカフェやコワーキングスペースが給水所ならぬ「給○ポイント」として飲み物などを提供した。参加者は揃いのTシャツを着て、スマホのアプリなどを活用、誰がどこを走っているかわかるようにした。参加者は33人。

「お店のおばあちゃんに、家でお茶を飲んでいけと誘われた」「地元在住でも知らなかった素敵なお店を発見し、店主と話した」など、多くの人が走りながら社会とつながる体験をした。

AERA 2012年10月22日号

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