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ヘッダー画像 セブン-イレブン[50周年企画]明日の笑顔を 共に創る

手のひらにセブン-イレブンを。「7NOW」でさまざまな地域、人々の暮らしを支えたい

25ラストワンマイル推進部 小寺高載さん

商品お届けサービス「7NOW」は、2017年に北海道でテスト販売を開始。
日常的に手軽に使えるこのサービスが本格的に展開されるまで、多くの苦労と進化があった。

文/鮎川哲也 撮影/小山幸佑 イラスト/松橋てくてく デザイン/スープアップデザインズ 
制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ 企画/AERA dot. AD セクション

ラストワンマイル推進部 小寺高載 ラストワンマイル推進部 小寺高載

「最近うれしかったことは、社内の研修でアメリカ・ダラスの米セブン-イレブン本社に行ったこと。そこで、7NOWを視察し、より良いサービスにするためのヒントを学ぶことができた」

 セブン-イレブンが日本に誕生して半世紀、それは今や、私たちの身近にあって当たり前の存在となっている。

 業界のリーディングカンパニーであるセブン-イレブンは、時代のニーズを受けてさらなる進化を遂げている。その一つが、お客様が希望の商品をスマホで注文すると、最短30分で指定の場所に届けてくれる「7NOW(セブンナウ)」というデリバリーサービスだ。ラストワンマイル推進部の小寺高載さんは、私たち消費者の生活スタイルを変える可能性があるこの「7NOW」を作るメンバーの一人である。

「当初は『7NOW』の全体を運営する業務を担当していました。実施エリアが拡大していき、現在は外部委託の配送業者との交渉など、配送システムを確立する業務を行っています」

 2012年に入社し、OFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)を経験後、三井物産に出向、18年にデジタル推進部(現・ラストワンマイル推進部)に配属された。なかでも、三井物産への出向は大きな転機となったという。

「出向先でDX(デジタルトランスフォーメーション)について学ぶ機会があったんです。これからの社会はDXがカギになるに違いない、そう確信し、いつかはセブン-イレブンでDXにまつわる仕事に挑戦してみたいと思っていたところ、デジタル推進部に配属になりました。とはいっても、当時僕は、コンバージョンとかUIといったDXに関わる用語をほとんど知りませんでした」と小寺さんは笑う。

 配属後、必死に勉強してどうにか理解できるようになったものの言葉を覚えることが仕事ではない。DXを活用してお客様に満足してもらえるサービスを提供することが使命だ。クールな印象で、周囲には「何でもできる」と思われがちな小寺さんだが、実は陰でがむしゃらに努力していたという。

「免許品のネット販売を行おうとしたときのことです。日本ではあまり前例がなく、何かを参考にすることもできない。法律を含む仕組みの理解に始まり、大きな壁にぶつかる中で、何度も関係省庁に足を運び、社内でも幾度となく説明しました。それを乗り越えて実現できたことは、僕にとって大きな経験になりました」と小寺さんは振り返る。

 配送にかかる時間の設定についても、熟考を重ねた。

「テストを始めた当初、お届け時間は最短2時間という想定でした。ところがお客様に話を聞いたとき、『子ども3人の服を着替えさせて出かける準備をしていたら30分くらいはすぐ経ってしまう。だから配送料はかかってもいいから早く持ってきてほしい』と言われたんですね。外出のための身支度にかかる時間のうちに店の方からお客様に配達できれば、コンビニをもっと便利に感じてもらえるのではないか。そうしたお客様の要望に応えて、配達時間の短縮を目指しました」

 こうしたエピソードから、「7NOW」の大きな特長である「最短30分でお届け」を目指すこととなった。

今を見極め、次の手段を考え、素早く行動する

ラストワンマイル推進部のメンバーと、自律走行型の屋内配送ロボット「RICE(ライス)」

「7NOW」をはじめ、次の便利を創るためにさまざまな挑戦をするラストワンマイル推進部のメンバーと、自律走行型の屋内配送ロボット「RICE(ライス)」

 新しいことに挑戦するときは、壁にぶつかるものだ。小寺さんが困難に対して柔軟に対応できるのは、現状をしっかりと認識し、どうすれば課題を解決できるかを冷静に判断できるからだと、上司や同僚は評価する。

「かつてOFCとして仕事をしていたときも、当時担当していたお店のオーナーさんに、こうしたほうがいいと真正面から伝える場面が何度もありました。ときにはオーナーさんと意見が異なり、ぶつかったことが何度かありますが、お店のことを一番に考え、いろいろな提案をしながら一緒に解決してきました」

 小寺さんの仕事ぶりを見守ってきた上司であるマネジャーの安達到さんはこう話す。

「うちの部では基本的に、自分の意見を言ってはっきりと主張するのが普通だと考えているんです。理解や納得はしていないけど『わかりました』と言う人のほうがときとしてよく見えるかもしれませんが、それではダメだと思います。だから、意見をはっきり言う小寺さんはこの仕事に向いていると思いますね。我々は新しいことに挑戦しているので、決められたレールはありません。当然、失敗もします。でも、失敗を糧にしてこそ、成功があると考えています」

 チームの責任者である総括マネジャーの新居義典さんによると、課題を解決したり、何かを実現したりするには多くのメンバーを巻き込む必要があるが、小寺さんはその「巻き込み力」が優れているという。

「私たちが進めている事業は誰もやったことがないものなので、当然いろいろな問題が出てきます。それに対して知識はもちろん、高いモチベーションと気概を持って臨まなければならないのですが、彼はそういう能力を持ち合わせていると思います」

アイデアや意見が飛び交うミーティング

年齢や立場関係なくアイデアや意見が飛び交うミーティング。
メンバーはお互い積極的に発言し、ここから新たなサービスが生まれていく

周囲を巻き込みながら、お客様に次の便利を提供していきたい

 自身を“小賢しい”と言って笑う小寺さんだが、熱い思いで、ときには泥臭く、「7NOW」を成功させるべく奮闘を続けている。振り返ると入社のきっかけは、セブン-イレブンが掲げる「変化への対応」の考え方だったという。常に変化を求め、新しいサービスに挑んできた。

7NOWでセブン-イレブンをもっと便利にしたい

 「7NOW」は、一般のデリバリーとはどう違うのだろうか。

「『7NOW』は、店舗に今ある商品を、最短30分でお届けするサービスです。お客様に店に来ていただくのではなく、セブン-イレブンがいわば“足を生やして”、逆にお客様を訪ねていく。そんなイメージですね」

 短い配送時間を実現できたのは、全国各地に多くの店舗があるからだと、小寺さんは強調する。対象商品は、おにぎり、揚げ物、冷凍食品から日用品まで、セブン-イレブン店舗で販売する約2800アイテム。スマホで商品を検索することで、「店舗では見つけられなかった商品を発見できて楽しい」というお客様の声もあるという。

 すでに充実したサービスを行っている「7NOW」だが、今年度中に1万2000店舗、2024年度中に全国展開を目指しているという。

「7NOW」サービスの流れ

「『7NOW』に対応するお店が増えることで、お客様のニーズにさらにお応えできると思います。それが各店舗の売上アップにつながればいいですね」と小寺さん。「もう一つ大事なことは、『7NOW』を導入することで、セブン-イレブンが今よりもっと、地域社会に寄り添う存在になることです。デリバリーは、地域に寄り添う一つのカタチだと考えています。お店がそこにあるだけでなく、こちらからお客様に近づいていくことで、地域社会により求められる存在になると思います」

 小寺さんは旅行が好きで、その土地の神社によく訪れるそうだ。神社も長い年月、それぞれの地域に寄り添い、地域の人の心の拠り所になっている。また、そうした神社の中には、伝統を守りながらも電子マネーで賽銭決済をしたり、御朱印にAR機能をつけたりと、IT技術を取り入れるところも増えている。新しい技術を活用しながら、地域に長く愛される存在を目指すという点に、小寺さんは今の仕事と共通するものを感じているのかもしれない。

「変化への対応」の考え方に共感して入社した小寺さんは、まさに今、50年の歴史を持つセブン-イレブンで“未来”を作るために挑戦し続けている。その思いは、今も変わっていない。そんな小寺さんの目には、セブン-イレブンの10年後、20年後の姿はどう映っているのだろうか。

My dream
My dream

「勇往邁進」とは、目標に向かって恐れることなく、ひたすらに突き進むという意味。「時代の変化を常に意識し、時代に合った新しい価値を世の中に提供していきたい」と小寺さん

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