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ヘッダー画像 セブン-イレブン[50周年企画]明日の笑顔を 共に創る

出会いは運命ここに集った大切な仲間とこれからもチャレンジを

左から中国出身の王建強さん、同じく中国出身の堤千恵さん、髙橋思トウさん、髙橋康佑さん、
ベトナム出身のグエン・チャウさん。目の前に千葉モノレールの走る、2号店・千葉中央4丁目店のそばで

23セブン-イレブン千葉中央駅東口店(千葉県)

「日本が好き、日本で働きたい」
ベトナム、中国、スリランカなど外国出身の従業員が活躍している店舗。
前職で海外勤務経験があるオーナーが中国出身のマネージャーと共に従業員に寄り添う姿があった。

文/安楽由紀子 撮影/高野楓菜(朝日新聞出版) デザイン/スープアップデザインズ 
制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ 企画/AERA dot. AD セクション

オーナーの髙橋康佑さん マネージャーの髙橋思トウさん
オーナー 髙橋たかはし康佑こうすけさん(右)
マネージャー 髙橋たかはし思トウしとうさん(左)

康佑さんは「父からセブン-イレブンを継ぎ、妻と一緒に働くこともできてうれしい」と語る。イチオシ商品は「揚げ鶏」。揚げ物は国籍を問わず人気のある商品だ。思トウさんは中国出身。看護師の経験を生かしオーナーと一緒に店を支えている

 平日の昼下がり、セブン-イレブン千葉中央駅東口店はランチを買いに来たお客様であふれ、活気に満ちていた。

「いらっしゃいませ」

 明るい声で迎えてくれたのは、ベトナム国籍の従業員だ。

 アフターコロナで入国制限が徐々に緩和され、訪日観光客だけでなく留学生の姿も街に戻ってきた。ここ、千葉中央駅東口店では外国出身の従業員が多数活躍している。

 オーナーの髙橋康佑さんは、父親がオープンしたセブン-イレブンで2017年から勤務を始めた。

「その前は小学校の教員をしており、縁あってインドネシアの日本人学校でも2年半働きました。その後、新たな仕事にチャレンジしたいと思い、商売の経験はなかったのですが、父が経営するセブン-イレブンで働くことにしました」(康佑さん)

 妻の思トウさんは、中国北部のハルビン出身だ。中国の大学を卒業後、15年ほど前に留学のため来日。日本語学校から看護学校を経て看護師として働いていた。康佑さんと出会い、2018年に結婚。翌年には康佑さんの父親の跡を継ぐ形で、夫婦でセブン-イレブンを経営することになった。

「実家が商売をしていることもあり、なじみもあったのですが、いざ始めてみたら私もセブン-イレブンの仕事が大好きになりました。人と関わり寄り添うという点では、看護師の仕事と通じるものがあると思っています」(思トウさん)

がんばる従業員にチャンスを!高い意欲は大きな戦力

中国出身の角田貴美子さん

中国出身の角田貴美子さん。日本には15年ほど在住。
「この店の従業員さんは皆が一生懸命。仕事が楽しいです」

 従業員数は千葉中央駅東口店と2店舗目の千葉中央4丁目店を合わせて約50人。そのうち半数以上が外国出身の従業員。出身の国や地域はベトナムが一番多く、次いで中国。他にも、台湾、ミャンマー、スリランカ、ネパールと実に多様な人材が働く。近くの日本語学校の学生も多いという。以前は外国出身の従業員は数名程度だったが、康佑さんたちが経営に携わるようになってから急増した。自宅に招いて一緒に食事をすることもあり、プライベートを含めた様々な会話を交わすことで、従業員の不安を和らげている。

「確かに日本の方と比べると、言語や文化の理解などの面で、従業員教育にかかる時間や労力は多少増えてしまうかもしれません。でも、留学生は日本語の習得や業務を覚えるのに積極的で、また自分で生活していくために真面目に働く人が多い。私も中国から来たから皆の気持ちがよくわかります。一生懸命がんばる彼らにチャンスをあげたい。『日本語はまだ上手ではなくても、意欲が高い人にチャンスをあげて、みんなでフォローしていきましょう』とお店全体を盛り上げてきました」(思トウさん)

 セブン-イレブン本部が用意している、「やさしい日本語」を使用した初期教育テキストや、多言語による動画教材、外国出身の従業員に向けて開催する「おもてなし研修」も活用。それぞれ日本語のレベルや文化が違うなか、日本のおもてなしになじんでもらうことを大切にしている。

国籍の垣根なく「働きやすさ」を追求することで一体感を醸成

ベトナム出身のチャン・ホンさん

チャン・ホンさんはベトナム出身、ビジネス系の専門学校に通う。
「マネージャーがフォローしてくれるので安心して働いています」

 異国で働く大変さをよく知る思トウさんは、仕事だけでなく生活の悩みなどについても相談に乗り、外国出身の従業員たちと信頼関係を築いた。休憩中、従業員が故郷の家族とビデオ通話していれば、少し顔を出して挨拶をする。家族に安心してもらうための工夫だ。今では従業員から「お姉さん」と呼ばれるほど慕われている。

「マネージャーは話しやすいので、困ったり迷ったりしたらすぐに相談しています。わからないことがあっても、丁寧に教えてくれるので、楽しく仕事ができます」(従業員の角田さん)

 人数が多いベトナムと中国の出身者にはそれぞれリーダーを設けている。同じ国出身のリーダーが噛み砕いて説明してくれるので伝わりやすく、従業員もわからないことを質問しやすい。こうして外国出身の従業員が、互いに助け合うことで一体感を醸成している。

 従業員同士のコミュニケーションにも気を配る。

「昼間の勤務は主婦の従業員さんが多いのですが、以前は『休みが取りづらい』という声がありました。小さなお子さんを育てていると、急な発熱や学校行事がありますよね。そこでシフト希望表を作り、休みたいときは遠慮することなく書いてもらうことにしました。外国出身の従業員さんには留学生が多く、シフトが空いているのを見て『私がこの日入ります』と快く入ってくれることが多くなりました。お店の皆で助け合うことを大切にしています」(思トウさん)

 オーナーの康佑さんは、小学校教員という前職の経験から「褒めて育てること」を大事にしている。たとえば、がんばっている従業員に面と向かって労いの言葉をかけられない人には「本人の自信に繋がるので、直接褒めてみましょう」と康佑さんはアドバイスしている。

 日本語の難しさゆえに起こるトラブルがまったくないわけではない。たとえば「お弁当あたためますか」という問いに対して、お客様から「いいよ」と言われたときに、YESなのかNOなのか瞬時にわからず戸惑うこともある。そんなときにはすぐさまオーナー夫妻がフォローに入る。「私たちがついているから、怖がらずに積極的にお客様にお声がけしましょう」とオーナー夫妻は働きかけている。

「採用面接では『日本の接客に慣れていきましょう』と伝えています。新人の従業員さんには『まず大切なのは挨拶。いらっしゃいませ、こんにちは、と笑顔で大きな声で言いましょう。まだ仕事を覚えていなくても、すぐにできますよ』と指導しています。日本に来る留学生は日本が好きで日本の文化を学びたいという思いが強いので、共感してくれると思います」(思トウさん)

「妻のこうしたアドバイスで、最初は声が小さかった従業員さんもがんばって声を出そうとしてくれています。私も海外勤務の経験があるので、異国の地で生活したり、仕事をすることの大変さはよくわかります。多様な従業員さんたちのそれぞれのよさを尊重していきたいです」(康佑さん)

ベトナム出身のグエンさん

「Xin chào !(いらっしゃいませ)」。いつも笑顔で接客するベトナム出身のグエンさんは同じベトナム出身の従業員リーダーを務める。
「子どもの頃から日本の商品に影響を受けてきました」と話す

接客を通じてお客様に笑顔を届けたい

 こうした従業員に寄り添った教育、気配りを積み重ねて、お店一丸となって働きやすい環境を整えていった。結果として店を支える存在に育った外国出身の従業員が何人もいる。台湾出身のある従業員は、本部が開催した接客コンテストの地区大会に出場し、見事1位を受賞した。

 従業員のがんばりは、お客様にも確実に伝わっている。「今日、肉まん、安いです。いりますか」と懸命に声をかける様子に、常連客は「皆さんがんばっていて気持ちがよいです」「声をかけてくれてうれしい」と話すという。

 アルバイトを“卒業”していった留学生たちからは、この店で働き日本の文化や習慣を学んだ経験が就職に結びついたという報告をたびたび受ける。こんな卒業生の吉報が励みとなっている。

従業員は大切なパートナー安心して笑顔で働ける環境を作りたい

 2023年2月、2店舗目となる千葉中央4丁目店をオープン。来年の3月からは社員が増える予定だ。

「妻とは経営に関してぶつかることもありますが(笑)、従業員さんからの信頼も厚く、頼りにしています。妻が支えてくれることで販売成績もぐんぐん伸びましたし、何よりも従業員さんの笑顔が増えたと感じています」(康佑さん)

「お店の全体的な方向性については、夫と毎日意見を交わしています。経営についてだけではなく、従業員さんの教育なども考えを共有することで、いい結果に繋がっていると思います。セールやキャンペーンなどに取り組む場合は、従業員さんと相談しながら決めています」(思トウさん)

 そんなオーナー夫妻の夢は、多くの従業員が持続的に安心して働ける環境を作ること。

2店舗目のオープン時

2023年2月、2店舗目のオープン時に本部社員と。
オーナー、マネージャー、従業員一丸となって作り上げた経験は
オーナー夫妻の大きな自信となった

「当初は父が長年の間に築いてきたお店を、経験の浅い私が引き継ぐことにプレッシャーを感じていました。しかし日々の仕事に一生懸命取り組むことで、元々働いていた従業員さんにも、少しずつ認めてもらうことができたように思います。2店舗目の立ち上げも大きなチャレンジでしたが、お店一丸となって取り組んだことで従業員さん同士の距離もさらに縮まり、皆楽しかったと言っています。そんな、一緒に同じ目標に向かってくれる従業員さんの存在は、大きな幸せとなっています。次は3店舗目の経営を目指しています。従業員さんにはもっと安心して笑顔で働いてもらいたいと考えています」(康佑さん)

「私たちと従業員さんはパートナー。この出会いは運命ですよね」(思トウさん)

 世界の各地で生まれ育ち、この店で共に時間を過ごしているのはまさに運命。この出会いを大切に育みながら、これからもチャレンジを続けていく。

My dream
My dream

「従業員さんと一体となって成果を上げることは大きな達成感となっています。従業員さんが笑顔でいることが、私たちの喜びです」と康佑さん

セブン-イレブン千葉中央駅東口店

住所

千葉県千葉市中央区本千葉町7-2

特徴

2019年開店。現在2店舗を経営

セブン&アイHLDGS.公式HP