〈PR〉

ヘッダー画像 セブン-イレブン[50周年企画]明日の笑顔を 共に創る

働く仲間は運命共同体。地域に欠かせないお店づくりを共に目指す

店からほど近い淀川の土手で、梅田のビル群を背景に。セブンーイレブン大阪大野2丁目店オーナーの城山和則さん(中央)と
奥さんの操さん(左から5番目)と、従業員たち

06セブン-イレブン大阪大野2丁目店(大阪府)

夫婦二人三脚で取り組むのは全従業員参加型の店舗経営。
従業員のモチベーションを維持する体制をつくり、
働く人を、そしてお客様を幸せにする。

文/石井聖子 撮影/東川哲也(朝日新聞出版) デザイン/スープアップデザインズ
制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ 企画/AERA dot. AD セクション

オーナーの城山和則さん
オーナー 城山じょうやま和則かずのりさん

大阪府大阪市出身。写真撮影が趣味で、主な被写体は愛犬のシーズー4匹。アルバイトの大学生と星を撮りに行き、コミュニケーションを深めたこともある

 工場が立ち並ぶ大阪市西淀川区。尼崎、神戸へ向かう国道43号沿いにあるセブン-イレブン大阪大野2丁目店は、車での利用が大多数を占め、お客様の憩いの場にもなっている。

 オーナーの城山和則さんは「朝昼は特に賑わいますが、時間帯を問わず、手早く食べられる揚げ物や店内調理品がよく出ます。できたての商品をお客様の活力にしていただくためにも、しっかり作ってきらさないようにしています」と、やわらかな笑顔で話す。

 店内で目を引くのが、お得なキャンペーンの告知や、おすすめ商品に関する手作りのPOPだ。また、お得な商品の情報を提供するセブン-イレブンの公式アプリを接客時にご案内するなど、きめ細かい工夫が見られる。

 そんな同店は、オープン10周年の2021年に本部から「優秀店」として表彰を受けた。

 和則さんは店長を務める奥さんの操さんと力を合わせ、計4店舗を経営。そのひとつである大阪福町3丁目店は2020年に表彰されている。和則さんが経営する店舗としては2年連続となる快挙を成し遂げた。

「従業員さんの力がとても大きいですね。雇用形態にかかわらず、全従業員に自主的に運営に関わってもらっていて、モチベーションの高さがお店づくりに直結しています」

組織をつくり体制・評価を見える化

 従業員のモチベーションを維持する秘訣は組織づくり。大阪大野2丁目店の事務所を見ると、店内の組織図が貼られている。

 オーナーと店長をトップに、副店長、マネージャー、シフトリーダー、従業員と、色分けしたポジションに各自の名前を入れた図。そこに基準と達成スキルなどを記すことで評価の仕組みも一目瞭然になっている。

 また、本部が行っているレジ接客研修、シフトリーダー研修といった教育システムを活用し、各研修の修了をランクアップの条件に組み込んでいる。大阪大野2丁目店は現在、シフトリーダーが9名、マネージャーが4名、副店長が2名在籍。全員がアルバイト勤務だ。

 なお、和則さんが経営する4店舗では、これまでに30名がシフトリーダー研修に参加。誰もが「行きます!」と意欲的だという。

「採用面接で『自分が頑張った分だけ評価に反映される』と説明できるので、従業員さんには初めからモチベーション高く働いてもらえます」

 組織づくりに真剣に取り組んだのは開店から3年目の頃。2店舗目の西淀川税務署前店のオープンにあたってだった。

「新店舗のオープンを機に、本気で作業や責任の分担、教育に取り組み、副店長、マネージャー、シフトリーダーを育成してきました。運営に深く携わってもらうためにも、各商品の発注は分担制にしています」

 初めのうちはミーティングを行っても発言が少なく、和則さんから一方的に情報を伝えることが多かったが、従業員からアイデアが出ればそれをすぐ実行に移した。すると、従業員の態度に変化が起きた。

「喋ったら形になるんや、ってどんどん意見を出すようになって、今はもう止めるのが大変」と和則さんは笑う。

 その結果、従業員同士で話し合い、取り組みを進めるようになった。

意見が飛び交い、活気に溢れるミーティング

ミーティングは意見が飛び交い、活気に溢れる。
現在、自主的に集まるミーティングも頻繁に行われている

やりがいを持ち自発的に行動。お客様に喜ばれるお店づくりが一人ひとりの成長にもつながる。

「今では、私から細かく指示を出すことはあまりなく、全て従業員さんに任せています。特にギフトやおせちなど、毎年の催事に関しては従業員さんたちがPOPを制作するなどの取り組みを率先して進め、『これでいきますね』と報告してくれます」

 一人ひとりが積極的にお店の運営に参加し、やりがいと責任感を持ち、いきいきと働く。それが良いサービスにつながっているのは疑いようがない。更に、従業員たちの雰囲気は実に和やか。これは副店長の谷口一栄さんがオーナーと従業員とのパイプ役を担ってくれているのが大きいという。

 それに対し谷口さんは「オーナーは私たちを温かく見守り、広い心で受け止めてくれます。また、色々意見を言ってくれるみんなに支えられています」と控えめな笑顔で返す。

 和則さんと従業員は、休日も集まって親睦を深めている。

「一緒に吉本新喜劇を見に行ったり、うちにお子さんを連れて遊びに来たり、集まってご飯食べたり。そんな付き合いになっているんで、気心も知れていて、ほとんど家族。というか、運命共同体です」と和則さん。

 居心地が良く働きがいがあるからか、長く勤める人が多く、大阪大野2丁目店には谷口さんはじめ開店当初からのメンバーも少なくない。

夫婦の絆が試された店舗経営人に苦労し、人に助けられ

 和やかで風通しの良い職場づくりには、これまでの経験が生かされている。

 和則さんはかつて、大手スーパーの外食グループチェーンで約15年勤務し、店長やSV(スーパーバイザー)も長く担当。最後の1年は東京の本社配属になり、そのとき、当時関西には少なかったセブン-イレブンの店舗数の多さに驚いた。更に衝撃的だったのが、

「味です。昼ごはんにおにぎりなどをよく食べていたのですが、すごくおいしかった」

 親会社の経営不振から多くの退職者が出るなか、和則さんも2001年に退職。地元大阪へ戻ったとき、頭にあったのは、これからますます拡大していくだろうコンビニエンスストア。なかでも、大阪でも必ずセブン-イレブンが伸びていくという確信があった。「おいしい」の実体験からだ。

 加盟を目指してまずは勉強しようと考え、家の近くにあったセブン-イレブンで働き始めた。そこで、運命的な出会いが。1カ月ほど後にパートとして入ってきたのが、後に伴侶となる操さんだったのだ。2人は約9年間勤めたのち、一緒に独立を決意する。色々なタイミングが重なっての、満を持しての加盟だ。

 2011年に大阪大野2丁目店がオープンし、幹線道路沿いの店はドライバーにも重宝され、順調に客足が増えていった。

店長の操さん(右)と話す副店長の谷口一栄さん

店長の操さん(右)と話す副店長の谷口一栄さん。オープン時から12年勤めており、操さんとも気の置けない間柄だ。発注は全て従業員に任せており、谷口さんはパンを担当

 順風満帆、に見えたが、苦労したのは「人」だった。

「前職で長く店長やSVもやってきて自信があったんですが……。人を思うように定着させることができませんでした」

 和則さんは操さんに対し、仕事のパートナーとしてきつく接してしまうこともあったという。

 一方で操さんは、思うように人を育てることができないもどかしさから、涙することもあった。

「長く働いてきたセブン-イレブン。私も経営に携わることは簡単だと思っていたんです。でも店長の経験はなく、何をどうすれば良いか分からない。店舗の実務的な運営責任と従業員の教育が私の役目だと頭では分かっていても、うまくできないことが悔しかった」と操さんは振り返る。

 人を教育して育てた経験が少ないながらも、従業員と積極的にコミュニケーションをとるなど奮闘し、徐々にうまく回るようになっていった。

 すると従業員同士の距離も縮まっていき、「人」に関する問題は少しずつ解消されていった。操さんは言う。

「和則さんはいつも『人が大事』と言っていたけれど、最初は目の前のことに精一杯で、なかなか理解できなかったんです。でもお店が増えていくなか、本当に多くの人に助けられて、『ああ、あの言葉は正しかったんだな』と思うようになりました」

 人に苦労し、人に助けられ。その経験は2人の宝になっている。また、今では和則さんと操さんの役割分担もすっかり板についたようだ。

セブン-イレブンを選んで良かった

セブンカフェの発売時。まずは多くのお客様に知っていただこうと、従業員が試飲を実施

セブンカフェの発売時。まずは多くのお客様に知っていただこうと、従業員が試飲を実施

 大阪大野2丁目店では、従業員のアイデアを生かした取り組みも行ってきた。

 例えば2013年にセブンカフェが登場したときには、商品のおいしさを知ってもらうため、従業員の1人がマシン前で待機。マシンの使用方法が分からないお客様へのサポートや、お客様への試飲を行い、淹れたてのコーヒーのおいしさやこだわりを伝えるなどした。その結果、多くのお客様にとても喜ばれ、継続的に買ってもらえるようになった。

 振り返って、人生のターニングポイントでセブン-イレブンに未来を賭けたのは間違っていなかったと思う。

 組織づくりに取り組み、2014年に2店舗目の西淀川税務署前店をオープン。翌2015年に大阪福町3丁目店、2019年に大阪大野1丁目店をオープンし、和則さんは現在大阪市西淀川区で4店舗を経営している。

「これからの目標は、人を育てられる更に強固な組織を構築すること。まずは安心して店長を任せられる人材の育成に力を入れます。それによって地域のお客様に『コンビニエンスストアといえばセブン-イレブン』と言ってもらえるようになりたいです」と話す和則さん。

 大阪大野2丁目店のオープンから12年。卒業していった従業員の妹や弟、また以前お店に社会見学に来た小学生が大きくなってお店で働き始めるなど、年月を重ねてこそのつながりも増えてきた。

 地域に欠かせない拠点として、これからも歴史を刻んでいく。運命共同体である仲間と共に。

My dream
My dream

「店舗責任者として人材を育て、新しいこと、特により強い組織づくりに取り組みたい」と和則さん。その暁には、苦労をかけた操さんへの孝行を。「将来的には、きれいな湖のそばで暮らしたいという彼女の夢を叶えたいと思っています。2人でゆっくり楽しむ時間を持てたら。そして趣味の風景写真を撮れたら最高ですね」

セブン-イレブン大阪大野2丁目店

住所

大阪府大阪市西淀川区大野2-1-43

特徴

2011年開店。現在4店舗を経営

セブン&アイHLDGS.公式HP