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ヘッダー画像 セブン-イレブン[50周年企画]明日の笑顔を 共に創る

お店のオーナーと、夢・目標の実現に向け各地域で取り組むセブン-イレブンのOFCたち

長野地区OFC/藤沢早希さん
会計事務職の経験を積んでからOFCに転身したことは自分自身の強みとなっている。当時よりもオーナーと対面で話す機会が増え、「相手の気持ちなどを考えるようになった」と語る

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「近くて便利」なセブン-イレブンを支える
「OFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)」。
お店の経営相談を行い、バックアップする存在だ。
オーナーたちと一体になってお店をつくっていく、OFCたちの想いに迫りたい。

文/安楽由紀子 撮影/高野楓菜(朝日新聞出版) デザイン/スープアップデザインズ 
制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ 企画/AERA dot. AD セクション

加盟店のそばにいたい、経験を生かした最前線での挑戦。

竪谷直子さん

長野大豆島店オーナーの竪谷直子(たてや・なおこ)さん(左)と藤沢さん。"推し"の話で盛り上がることもあるという仲がいい2人。売場の作り方や品揃えについても意見をかわす

 高校で習得した簿記を生かして長野県松本地区の会計事務職となった藤沢早希さん。だが、次第にOFCの仕事をしてみたいと思うようになった。

「会計として担当店のオーナーさんと電話で話すうちに、もっと近くに行って支えていきたいと思うようになりました。母がサービス業を営んでおり、当時のフランチャイズ担当者との出会いから、仕事への意識が前向きに変わったのを間近で見ていました。そんな経験から、人に大きな影響を与えることができるOFCという仕事はすごい、という憧れもありました」

 幼少から、ピアノ、陸上、水泳、料理、今も続ける茶道と、さまざまなことに取り組んできて、チャレンジ精神や成長意欲は旺盛だ。しかし、未知の仕事に飛び込むことに不安はあったという。

「会計事務職とはまったく別の仕事なので、私にとっては大きな挑戦。会計事務としての経験を積んできた頃だったので、周りには『このまま会計事務職でいた方がいい』と言う人もいました。でも、家族も上司も応援してくれましたし、私自身、後悔したくないと思い、最後は自分の意思で決意しました」

 2021年にOFCとなり、今は7店舗を担当。担当する店舗を定期的に車で周り、オーナーや店長の経営相談に乗り、より多くのお客様に来ていただくためどうすればいいかアドバイスをする。長野大豆島店など長野市内で2店舗を経営するオーナーの竪谷直子さんとは、会話が多く笑顔が絶えない。

「これまでのOFCさんは私と同世代の男性が多かったです。同世代だとやはり考え方が似ます。良い部分もありますが、お客様には若い方もいらっしゃるので、藤沢さんの新しい視点は心強いですね。新商品が出たら、POPなどを活用してお客様にどうおすすめするか話し合います。何より会計の経験を生かした幅広い対応をしてくれるので、数値面でのアドバイスもわかりやすく、藤沢さんをとても頼りにしています」(竪谷さん)

 また、藤沢さんの上司も「持ち前の明るさもあり、オーナーさんからの信頼が厚い。誠実な姿勢と会計時代に積み上げた知識や経験があるからこそ」と語る。

OFCになりたいと興味を持った従業員も

雄大な山々

担当エリアは雄大な山々に囲まれており、北アルプスも望める。車中でタブレットを使い、お店のデータやマーケット情報を整理してから店舗へと向かう

 ある店舗の学生従業員から「藤沢さんの仕事ぶりを見て、OFCという仕事に興味を持った」と言ってもらえたという。藤沢さんも、人に影響を与える、憧れのOFCに成長しつつある。

「店舗に来てみると、会計の頃には見えなかった、オーナーさんの商売へのひたむきさが、より一層見えてきましたし、視野が広がったと感じます。長野県は高齢者比率が高く、近隣に住む年配の方にとって、セブン-イレブンが生活になくてはならないものになっています。また、お客様と従業員さんの距離が近いです。今後も地元に根ざした生活の一部になるよう地域に貢献していきたいです」

 安曇野で生まれ育った藤沢さん。担当店に向かう途中、北アルプスが美しく見える。澄み渡った空と朝日に輝く山並みは元気の源となっている。

My dream
My dream

「失敗を恐れずに、これからもさまざまなことに興味を持ってチャレンジをしながら、仕事していきたいと思っています」(藤沢さん)

中嶋さんと足立さん

京都福王子店オーナーの中嶋和弘(なかじま・かずひろ)さん(右)と足立さん。面と向かってはなかなかほめない中嶋さんだが、「彼は人の上に立てる人間だよ」と足立さんの上司に伝えたこともある

5年後も、10年後も。オーナーさんの目標を叶えるために。

足立洋貴さん

京都西地区OFC/足立洋貴さん
趣味はバスケットボール、登山。「OFC歴が長くなると過去の例にとらわれてしまいがち。さまざまな情報を素直に受け止めることを意識しています」

「オーナーさんから嫌われたくない」と思っていた。OFC歴9年、地区でもリーダー的存在の足立洋貴さんが、苦い経験を振り返る。足立さんは2011年入社。2014年、27歳のときにOFCになった。それから2年半が過ぎた頃、当時担当していた店舗のオーナーの奥さんから「資産状況が厳しい」と打ち明けられた。深刻な状況に至る前に兆候はあったはずだが、足立さんにとっては寝耳に水だった。

「ショックでした。週2回、訪店時はいろいろと話してコミュニケーションが取れていると自分では思っていたし、経営のカウンセリングも私なりにしてきたつもりだった。にもかかわらず、生活が苦しくなったということは、担当は自分じゃない方がいいんじゃないか、と悩みました。ここで、自分の向き合い方が間違っていたと気付きました」

 息子ほど年が離れている足立さんを頼りにできなかったのか、困っていることを知られたくなかったのか、オーナーの本心はわからなかった。

 OFCは、毎週、売上データなどの情報を整理して訪店する。実際に売場を確認すると、売筋の商品が売り切れて棚にないということもある。データと売場を見比べ、売上につながるアドバイスや、お客様の視点で改善すべき点があれば一緒に対応する。これをコツコツと積み上げていく。

 オーナーの平均年齢は50代。60、70代の方も少なくない。週に数回顔を合わせる新人OFCが「関係を崩したくない」と気後れするのも無理はない。足立さんも反発されそうなことを無意識のうちに避けていた。

“オーナーさんは家族”そう思ったら言えるように

世界遺産・仁和寺

京都福王子店は京都の街並みになじむよう、瓦屋根やモノクロの看板を採用している。写真は同店のすぐそばにある世界遺産・仁和寺で

 ある時、前述のオーナーが足立さんのアドバイスに「何をやっても変わらないよ」と口走った。思わず足立さんは言った。

「そんなん言うなら、私はここにいる意味がないので今日は帰ります」

 オーナーは足立さんを静かに見つめていた。翌朝、「昨日は言い過ぎました」と頭を下げたが、お店を思うからこその言葉であり、後悔はなかった。これが足立さんを変えるきっかけとなった。

「オーナーさんを〝自分の家族〟だと考えるようにしました。家族が困っていたら何とかしてあげたいし、そのために必要なことであれば、過剰に気を遣うこともなく、『これができてない』『こうしたらいい』と言えるはず」

 また、足立さんは店舗の経営計画を立てることにもこだわった。5年後、10年後のオーナーの夢やビジョンを共有し、それを達成していくため、年間および月間の計画に落とし込む。そうすれば、目標達成のために何が必要か、もっと打ち合わせしやすい環境になると考えたのだ。

 当時、深刻な状況に陥っていたオーナーは、足立さんと一緒に改善を進めた。その後、足立さんの担当エリアは変わったものの、ある時、オーナーの奥さんから電話が入った。「足立さんと一緒に立てた目標利益を達成できました。ありがとう」と。声からは喜びが伝わってきた。その内容はもちろんだが、担当を離れても電話をしてくれたことが、何よりもうれしかった。

誠実に向き合うことそれが何よりも必要

 現在は7店舗を担当。京都福王子店は、2020年から担当している。オーナーの中嶋和弘さんは、足立さんの誠実な仕事ぶりを高く評価している。足立さんは自分の仕事の仕方についてこう語る。

「OFCになったばかりの頃は、自身が担当している期間の経営状況を見るのに精いっぱいでした。でも今は、オーナーさんの将来の夢や目標についてじっくり話し合い、その実現に向けて何をすべきか、時に進捗状況を振り返りながら、一緒に考えて取り組むようになりました。私が担当を離れ、商圏が変化し、お客様の購買行動が変わっても、お店がうまく進んでいって目標を達成してもらいたいからです」

 OFCに必要なものを問うと、「誠実さ」と答えた。

「誠実にオーナーさんと向き合う。それがあってこそ壁を乗り越え、オーナーさんの夢を叶えられるのだと思います」

My dream
My dream

「私だけでなく、後輩社員にも誠実に仕事をしてもらい、たくさんの"笑顔"を作りたいですね」
(足立さん)

セブン&アイHLDGS.公式HP