小学校と幼稚園から帰宅したゆっくんと、りっくんを迎えると、ママのあわただしい時間が始まります。ゆっくんはミニバスケやサッカーの習い事など、やるべきことがたくさん。友達と遊ぶ時間も大切です。みゆきさんは、「宿題をやってからテレビ見ようね」と声を掛けて、宿題や明日の準備を促します。
そんなみゆきさんファミリーが、キッズステーションの視聴体験をしました。人気のアニメシリーズとあって、番組が始まるとふたりともいっきにテレビに集中します。みゆきさんもパパもアニメが好きで、普段から家族で楽しむことも多いそう。
ママがソファに座ると、りっくんはひざに座ったり、くっついたりしてうれしそうな表情に。ゆっくんが「このキャラかわいい。つぎは落ちるよ」と次の展開を想像したり、みゆきさんも「これ、〇〇の声じゃない?」と声をかけたり、親子で一緒にアニメを楽しみます。
楽しもう!
良質な番組を大人も楽しもう。親も一緒に面白がることで共通の話題ができ、親子のコミュニケーション力がアップ。
広げる
きっかけに
ときには見たい番組だけでなく、ダラダラ見もおすすめ。知らなかった情報にも出合え、興味の幅が広がる可能性も。
づくりに利用
「〇時の番組が始まるまでに、これをやろう」など、番組のタイムスケジュールを時間管理に生かす。
「大人から、『これ面白そうだから一緒に見ようよ』と、アニメをコミュニケーションに使ってみては」と言うのは、東京学芸大学附属世田谷小学校教諭の木村翔太さん。「よく子どもに『今日学校で何があった?』『番組見てどう思った?』と質問攻めにしてしまう親がいますが、子どもは、大人から『どうだった?』と感想をしつこく聞かれるのがイヤなんです」
親子のコミュニケーションは、向き合うより、同じ方を向いて一緒に面白がることが大切。アニメも一緒に見て、「あれって、〇〇だったよね」など親が先に感想を言えば、「そうそう。それにさ……」と子どもが反応して、自然に会話が始まるといいます。親も子どもの頃に見ていた番組なら、さらに親子で盛り上がれるはず。
キッズステーションは、月ごとに放映される番組と時間が決まっているのが特徴。また子ども向けに厳選してあるので、安心して視聴できるのもメリットです。
「テレビで放映される番組は、新しいものに出合えるチャンス」と木村先生。「インターネットだと好きなものしか選択しませんが、何げなく見ることで、アニメや知育番組を通して興味の範囲が広がる可能性があるんですよ」




キッズステーションのアニメは、子ども達が大好きな番組ばかりなので、くいつきがよかったですね。話を知っていても、何度見ても楽しいみたいでした。


東京学芸大学附属世田谷小学校教諭
木村翔太さん
体育・英語を中心に全教科の授業を行いながら、“あたりまえを問う面白さ”を学ぶ「てつがくラボ」(選択授業)を担当。東京学芸大こども未来研究所学術フェローを兼務。監修した児童書『お金ってなんだろう?』『友だち関係のモヤモヤ』(ともにベネッセコーポレーション)が3月に発売予定。