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毎年恒例となった「『AERA』働く女性応援プロジェクト」主催のトークイベント。13回目となる今回はタレントのryuchellさんが登壇し、“自分推し”をテーマに講演を行った。「ありのままの自分で生きていく」をはじめとするトークテーマから見えてきた、毎日を自分らしく、楽しく過ごすヒントとはー。
協賛:レオス・キャピタルワークス、富国生命保険、サンギ
文/杉本良子 撮影/齋藤義信 デザイン/菅原悠介 制作/DECマネージメントオフィス 企画/AERA dot. ADセクション

ryuchell(りゅうちぇる)
1995年、沖縄県生まれ。
個性的なファッションと強烈なキャラクターで注目を集め、バラエティー番組などに多数出演。2016年にモデルでタレントのpecoと結婚して1児の父に。

AERA編集長木村 恵子
1999年、朝日新聞社に入社。2004年から「AERA」編集部でライフスタイル、女性、子育て、教育、働き方、世代格差などを幅広く取材。22年4月に編集長就任。
アイドルやキャラクターを応援する“推し活”というワードが話題となって久しいが、今回のテーマは“自分推し”。イベント開催にあたり「AERA」木村編集長が「推しのパワーを自分に向けてみては?」と提案するために作り出した言葉だ。「このテーマにふさわしい」と木村編集長が太鼓判を押すのが、この日のゲストのryuchellさん。ご本人いわく「アイドルグループを辞めて、ソロで活躍を始めたボーイッシュな女性」をイメージしたというパンツスタイルの衣装で登場し、会場をわかせた。
トークはキーワードをもとに展開され、最初のテーマは「ありのままの自分で生きていく」。「AERA」創刊当初から続く人物ルポ「現代の肖像」にryuchellさんが登場した際に、見出しとなった言葉だ。
「誰でも嫌われたくないのは当然。ありのままの自分で生きる前に、まずはそういう“嫌われたくない”ための八方美人だったり、時間とともに変化していく自分を受け止める作業が必要なのでは。ある人の前では“ありのままの自分を出さなくていいや”と考えてもいい。そのほうが上手に生きていけると思います」(ryuchellさん)

ryuchellさんの登場時には、大きな拍手とともに歓声もあがった。ryuchellさんは手を振りながら太陽のような笑顔で応えた。
やがてトークはryuchellさんの原点を探る展開に。沖縄の小学校から中学校、高校、そして上京してからのショップ店員の時代まで、これまでの歩みを振り返るなかで見えてきたのが母親の存在だ。ryuchellさんが学校生活で悩んでいたとき、母親が海を眺めながら「沖縄は狭い島。海の向こうにはいろいろな国があっていろいろな人がいる。ここでしくじったからといって人生が終わると思うな」と語ったというエピソードは、多くの参加者の胸に刺さったようだ。
「割り切る」をキーワードとしたトークではSNSとの付き合い方の話題に。木村編集長が会場に向けて「SNSをやっていますか?」と問いかけるとたくさんの手があがったことからも、現代で働く女性にとって無視できないツールであることが分かる。SNSではキラキラした世界が広がっているため、なかには自分と比較して落ち込んでしまう人もいるというが、ryuchellさんは次のようにアドバイスする。
「自分のSNSだってカワイイところしか切り取って載せていません! SNSは“そういうものだ”と割り切って使うことが大事。またSNSは“幸せとはこういうものだ!”と押し付けてくるもの。今の自分とかけ離れていたとしても、その人の幸せと、自分の幸せを分けて考えたほうがいいと思います」(ryuchellさん)
リアルの生活のなかでも「割り切り」を実践しているとryuchellさん。
「生きていたら苦手な人って絶対に出てくるじゃないですか。ですから“世の中とはいろいろな人がいるもの”と割り切って考えています。目の前ではうまく付き合いながら、そのあと誰かに愚痴を言う(笑)。ストレスをためないためには、人付き合いも“割り切り”が大事です」(同)
三つ目のキーワード「全てのド真ん中には愛がある」はryuchellさんのSNSのプロフィルにある一言。
ryuchellさんは家庭でも、仕事でも、つねに「ど真ん中に愛があること」を意識しているという。愛について語り合うなかで、木村編集長が「子育てをしていると尽くすことが愛になってしまいがち。でも本当はもっと母親が自分自身を大事にして、みんなが笑顔でいることも愛なのでは」と母親らしい視点で提案。これに対してryuchellさんも「自分のコップに愛があふれていないと、人には与えられない」と返し、自分自身を愛することの重要性を確認し合った。

第1部の最後、“自分推し”についてまとめるryuchellさんのメッセージには、自分推しになれるヒントが詰まっていた。
「自己肯定感という言葉は、どこか義務のような感じがして苦手ですが、“自分推し”というのはラフな感じで好きですね。自分を好きになろうと言っても、そんな急になれるわけがない。でも“自分のこういうところいいんじゃない?”という小さなものなら、いくつか見つけることができるはず。その積み重ねで自信が持てるようになるといいですね」(ryuchellさん)
事前に参加者から募っていた質問に答えるコーナーでは、「どうやって気分転換していますか?」との問いに、ryuchellさんは「お香を焚きます」と回答。「お香も好きですし、煙も好き。あと音も好きなのでリーンと鳴る道具も持っています。まるで神社です」と話し、会場を大きな笑いで包んだ。
楽しい時間はあっという間。今回のイベントをきっかけに、自分の“推し”ポイントが見つかったのではないだろうか。

「AERA」の過去号から、イベントのテーマ“自分推し”に役立ちそうな記事をピックアップして掲載。立ち止まってじっくり読む女性の姿も。

ロビーでは「健康やお金の使い方」についてアンケートを実施。両方に回答してくれた参加者にスイーツをプレゼントするスタンプラリーも。
