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文/武田洋子 写真/スケガワケンイチ デザイン/舗伊朝太郎
制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ 企画/AERA dot.AD セクション

「管理職昇進で視野が一気に広がった」家庭と仕事を両立する働き方が社内のロールモデルになる

入社当時は男性ばかりだったという営業現場でキャリアを積んできた森田瑞夏さん。産休・育休から復帰する際も、営業として第一線で働くことを希望した。会社の制度を有効活用し、柔軟に働きながら着実にステップアップしてきた軌跡は、家庭と仕事の両立を目指す女性たちを勇気づける。思い切って一歩踏み出してみれば、そこから新しい景色が開けるのだ。

男性ばかりの営業現場に飛び込んだ新人時代

 昔から人と接することが好きだった森田瑞夏さんは入社後、希望していた営業部に配属された。飲料業界の営業というと、男性が多いイメージだ。

「同期の男女比は半々くらいでしたが、営業の現場は確かに男性ばかりでした。それでも一つ上に女性の先輩がいたので、とくに仕事の上で理想とのギャップを感じることはありませんでしたね」

 産休・育休を経て再び営業職に戻り、現在はカフェやレストラン、ホテルなどにコカ・コーラ社製品やドリンクサーバーを提案している。営業先の多くが全国展開している企業であるため出張も人より多めだが、子育てや家庭との両立はどのように工夫しているのだろうか。

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
中日本営業本部 中日本リテールフード営業部 首都圏営業三課 アカウントマネージャー 森田瑞夏さん
2013年東京コカ・コーラボトリング株式会社入社。入社後は営業部門に配属され、飲食店向けの営業アシスタントやルート営業などに従事。17年から10カ月の産休・育休を経て営業職に復帰。時短勤務やスーパーフレックスを活用しつつ現在は法人営業に携わる。

営業に復職、さまざまな制度活用の先駆者に

 10カ月の産休・育休から戻ったとき、時間をコントロールしやすいバックオフィスに異動するという選択もあった。それでも同じ部署への復職を望んだのは、営業の仕事が好きだったからだ。

「子育てとの両立を心配するより先に、営業に戻りたい気持ちのほうが強かったです。復帰した先輩たちは内勤や在宅勤務が中心の他部署を選ぶことが多かったので、周囲には珍しがられましたが……。私はじっとしていられない性格で、内勤は向いていないんです(笑)」

 配属された支店は、メンバー構成が産休前とはかなり違っていた。以前は年上の男性が多いチームだったが、新しい支店は若い世代が中心で女性も多かった。入社4年目の森田さんが女性の中ではいちばん年上であり、時短勤務などの制度を使っているメンバーもほかにはいない。しかし上司は復帰前から「なんでも言ってね」と協力的で、あまり不安は感じなかった。

「男性社員は手厚くサポートしてくれて、気を使われすぎていると感じるほどでした。あの頃はとにかく年下の女性同僚ができたのが嬉しくて。女性だけで朝30分だけ集まって、より良い仕事環境について意見交換したりして、すごく楽しかったです」

 仕事で任されたのは池袋の繁華街。夜にならないと経営者が出勤してこない店もあったため、森田さんは隣のルートを回る男性と担当店舗を交換するなど工夫して、育児と仕事を両立させていった。直行直帰で、営業ルートは徒歩圏内。かなり柔軟に働くことが可能だった。

「当時活用していたのは、時短勤務とフレックスタイム制、そして子の看護休暇です。看護休暇は子ども一人につき年間5日間、1時間単位で取得できるものですが、子どもの健康診断など数時間あれば十分なケースには本当にありがたい制度でした。実は私は知らなくて、1日有休を取ろうとしていたんです。こういう制度があると探してくれたのは、上司でした」

 会社が用意したさまざまな制度を活用する人はまだ少なく、森田さんは先駆けの一人となった。当時のチームメンバーは異動などでバラバラになったが、育休を取っていたり、復職して活躍していたりするのを見るたびに、自分は多少なりともロールモデルになれたのだろうかと安堵する。「営業は必ずお客さまを訪ねてするもの」という固定観念は過去のものとなり、リモートワークが普及した今の働き方は昔よりも多様で融通がきく。子育てをしながら活躍する女性がもっと増えていくことを、森田さんは信じている。

家族の支えが仕事と育児の両立・昇進を後押し

 転機が訪れたのは、課長昇進の打診があったときだ。入社8年目。仕事が新たなフェーズを迎えることは魅力的だった。しかし、家族のことを考えると、自分一人では決められなかったという。

「家庭とのバランスを考えたとき、正直もっと子どもと過ごす時間が欲しいと思っていたところだったので迷いがありました。それで家族会議を開いて、理解できているかはわかりませんけど子どもにも話をしたんです。そうしたら夫が、『サポートするよ』と賛成してくれて。背中を押され、ぜひやらせてくださいと返事をしました」

 保育園への送り迎えは森田さんがしていたが、共有のスケジュールアプリを使い、都合のつくほうが行くようにした。今もとくに家事の分担を決めてはおらず、どちらかが洗濯していたらもう片方は風呂掃除をするなど、気づいたことから済ませるスタイルで偏りはないそうだ。

「子どもに、『お母さんはこれをする人』という固定観念を持たせたくないし、家庭できっちりしたルールに縛られたくないと思っています。二人で家事をしていると、子どもも後をついてきて、小さいなりに手伝ってくれるようになりました」

 家族のサポートを受け、森田さんは課長としてのキャリアをスタートさせた。個人で成果を上げることを目指して時間の工夫をするステージから、チームメンバーの働き方を理解しマネジメントするステージへ。就業時間そのものはさほど変わらなかったが、視野は一気に広がり、学ぶ機会が増えた。あのとき昇進を受けて良かったと、心から思っている。翌年には国際的なスポーツの一大イベントに向けたプロジェクトチームのメンバーに選ばれた。社内の他部署はもちろん、他社とも協働する混成チームで1年間、プロジェクトだけに専念する貴重な経験をした。

「その最中に夫が海外出張というピンチがあったのですが、上長に話してフレックスや在宅勤務を駆使できたので問題ありませんでした」

 すさまじいスピード感の中、営業畑ひと筋でこれまで関わったことがなかった領域にも触れることができた。それは森田さんのキャリア観にも影響を与える。ずっと、コカ・コーラ ボトラーズジャパンで実現できる働き方の、一つのロールモデルになりたいという気持ちを持ち続けていたが、それに加え、物流管理や企画などの職種にも興味が出てきた。今後チャンスがあれば学んでみたいと考えているところだ。

子育ての悩みを男性社員と共有できる時代

 入社から10年が過ぎ、周囲の環境が変わったと感じることがある。今のチームで女性は森田さん一人だが、子育ての悩みや家庭と両立させる働き方について一緒に話せる男性社員が増えているのだ。

「育児休暇を取った社員もいますし、普段から家事もするのが当たり前。上司である私が残っていても、お迎えがあるからと定時でパッと退社します。お受験をどうするかなど、抱えている悩みに共感しながら、社会や会社の変化とともに私も成長してきたんだなあと感慨深いです」

 自分が家庭と仕事を完璧に両立できているのかと問われれば自信はない。しかし、迷ったときは「私、ちゃんと仕事できているかな」と率直に意見が聞ける職場だ。マネジメントに携わるのは、そうした働きやすい環境を率先して作る機会になる。昇進に二の足を踏む女性は少なくないが、森田さんはステップアップへのチャレンジに積極的だ。

「昇進してもしなくても、どの立場でも、不安はついてまわります。新たな挑戦にもマイナス面は必ずあるでしょうが、あれこれ思い悩む前に一歩踏み出してみてもいいんじゃないでしょうか。職場と家庭で支え合い、型にとらわれずに新しい風を吹かせていければいいですね」

 森田さんの後に、男女を問わずたくさんの後輩たちが続いていく。

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