〈PR〉

家業を立て直し、少数精鋭で全国の工事を受注 職場の快適さを支えるプロ集団

オフィスや病院、飲食店──。普段、さまざまな場所で私たちが享受している「快適さ」。その裏側には、空調換気・電気・給排水の設備設計を行う企業の存在がある。高校中退後、16歳でこの道に飛び込み、顧客の喜びを糧に邁進してきた社長が、これまでの軌跡と仕事の極意、そして従業員とのコミュニケーション術を明かす。

文/音部美穂 撮影/吉場正和 デザイン/スープアップデザインズ
制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ
企画/ AERA dot.ADセクション

高校を中退し16歳で建築の世界へ

仕事中、いつも快適に保たれている職場の空調や電気設備。当たり前のように思えるこの快適さの裏側には、設計・設備を担う企業のたゆまぬ努力がある。

今年、創業30周年を迎えた株式会社コンフォルトもその企業のひとつ。「コンフォルト」とはスペイン語で「心地よい」という意味。同社はオフィスビルや病院をはじめ、学校・工場などに、空調換気・給排水衛生・電気の各設備の設計・施工を提供。そこに集う人々の快適さを支えている。

米本俊一 代表取締役

株式会社コンフォルト
米本俊一 代表取締役

1973年、東京都出身。高校中退後、父が経営する会社に入社し、建築現場で働く。2009年に家業を継いで経営者に。事業を拡大し、社名を「コンフォルト」に改め、業績を伸ばす。幅広い知識と丁寧な仕事ぶりで顧客の厚い支持を得ている。

同社では、設備工事部・設備設計部に加え、内装工事部門も設置。従業員数23人の少数精鋭ながら、3部署の連携により、設計から施工・内装工事までワンストップで対応が可能だ。社長の米本俊一氏は、自社の強みについて「小規模な会社ならではの機動力」と語る。

「現場の調査や見積もり、工事などご要望に応じてスピーディーに対応できます。また設計・設備工事・内装工事をワンストップで行えるため、お客さまにとっては複数の企業とやり取りする手間も省ける。リピーターのお客さまも多く、『コンフォルトに頼んでおけば安心』『またお願いしたい』といった声を頂戴すると、本当にうれしいですね」

今では九州エリアの大型クリーンルームの空調・電気設備をはじめ、全国各地の施設を担当している同社だが、前身は米本氏の父が手掛けていた建築関係の小さな工業所だ。1992年、父がその工業所を法人化。高校中退後、16歳で入社した米本氏は、足場や仮設組み立てなどさまざまな現場に赴き、作業員として働いてきた。当時の月給は9万円だったという。

「『明日から一人で現場行け』といった感じだったので、父からは一度も仕事を教えてもらったことがなく、現場ごとに他の職人さんたちに教わり、必死に覚えていきました。父と二人だけの小さな会社でしたし、正直なところ、当初は『後を継ごう』といった意識もなかったんです」

しかし、ほどなくして転機が訪れる。あるサブコン(サブ・コントラクター)から「うちで働かないか」と誘われたのだ。

「そこで契約社員として働くうちに、施工管理の仕事に携わるようになり、図面の描き方も勉強するなど、仕事の幅が一気に広がりました。ありがたいことに、『米本さんに任せたい』と指名してくださるお客さまもいて、仕事にやりがいを見いだすようになったんです」

感謝を込めて従業員に贈る誕生日プレゼント

2009年。父の引退に伴い、米本氏は家業を継ぐ。しかし会社は多額の負債を抱え、これまで同様の経営では先行きが見通せなかった。

そこでサブコン時代の経験を生かし、施工管理の一連の仕事を請け負えるよう業態を変更。人員を増やし、体制を強化した。サブコン時代から米本氏の手腕を買っていた取引先の紹介などで顧客は順調に増え、売り上げが急増。「より快適な空間を提供できる会社に」との決意も込めて、社名も「コンフォルト」に改めた。

現在も業務拡張に伴い、人材を募集中。求める人物像について、米本氏は「考えすぎない人」と語る。

「日々、異なる現場に足を運び、さまざまな職人さんと接する仕事なので、あれこれ頭で難しく考えるよりも、目の前の相手と全力で向き合うことができる人が理想です」

業界経験は不問。現在働いている従業員も、ほとんどが業界未経験だったが、丁寧な指導を受け、現場で活躍中だ。建築業界としては珍しく、若手が中心。さらに設計チームは、女性を中心に構成されている。従業員の育成に力を入れているという米本氏は、今後の展望を次のように語る。

「今後は計画・提案から積算・契約といった一連の流れをすべて手掛けられる人材を多く育て、よりきめ細やかにお客さまとコミュニケーションを図り、ご要望に応えていきたい」

一方で、社内でもコミュニケーションを重視し、日頃から従業員と積極的に言葉を交わしているという。

「仕事に関係のない雑談をすることも多いですね。毎年、従業員の誕生日には感謝の気持ちも込めて、一人ひとりにプレゼントを渡しているんですよ。『最近どんなものがほしいって言っていた?』と、他の従業員にこっそりリサーチすることも(笑)」

従業員たちもそんな米本氏を兄貴分的な存在として慕っている。入社以来13年の月日を共にしてきた取締役兼工事部部長の並木隆彰氏は、「米本さんには、圧倒的な知識とアイデアがある。行き詰まっている時に相談すると、新たな視点を与えてくれます」と絶大な信頼を寄せる。

写真

米本氏と取締役の並木氏(右)。「管理部門が工事部門をバックアップするなど、
ここ数年で社内連携が強化され、より働きやすくなった」と並木氏は語る

「一人前」になることを永遠に追い求めていく

一般的に休みが少ないといわれる建築業界だが、同社ではパフォーマンスを上げるためにも、きちんと休める体制を整えている。米本氏も、時間を見つけて趣味のスキューバダイビングを楽しむなど、オン・オフの切り替えを心掛けているそうだ。

写真
写真
写真

米本氏が6年前から続けている趣味のスキューバダイビング。すでに「千本ダイブ」を達成。
クジラや魚など自ら撮影した写真は、同社のウェブサイトにも掲載されている

「この仕事は、現場の構造もお客さまのご要望もその都度異なり、一つとして同じものはない。また常に新しい技術が開発されており、知識のアップデートも必須。いつもパーフェクトを求めて努力していますが、それでも後で悔いが残るほど、奥深い仕事なんです。だから従業員には、『一人前になった』と慢心してほしくないし、僕自身も自分が一人前だと思っていません。きっと、一人前になれる日をこの先もずっと追い求め続けていくのだと思っています」

実直なその姿勢が、これからも全国各地の「快適さ」を支えていくことだろう。

詳しくはこちら