就職力で選ぶ大学2022

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創立時の建学の精神と教育理念が生きる
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大学インフォメーション

神戸女学院大学

「知らない世界を、知っている世界に変えていく。」を
テーマに学生を社会に接続するための支援を実施

中野 敬一 学長1988年同志社大学神学部卒。1990年同大学院神学研究科博士課程前記修了。2005年Pacific School ofReligion(Berkley, California)修了。

 神戸女学院大学は「愛神愛隣」を学院の永久標語に掲げ、キリスト教主義、国際理解の精神、リベラルアーツ教育を3つの柱に据えて、1875年の創立以来、145年以上にわたる伝統を紡いできた。

 その伝統を受け継いできた教育においてはキャンパスも重要な役割を果たしている。建築家ヴォーリズが設計し、重要文化財にも指定された建物群は、機能性、芸術性に優れ、学生たちの豊かな人間性を育んできた。

学生が企業に出会う場を創出
年間130以上の講演やセミナー開催

 学生のキャリアを支援するキャリアセンターでは、社会に出る学生が幸せな第一歩を踏み出せるよう、特に次の3点に力を入れている。

 一つ目は、学生が自分にとって最も適していると思われる企業に出会う機会の創出に努めていること。同センター課長の山田義憲さんはこう話す。

「毎年、各企業や団体から数多くの求人票が届きますが、各学生の要望などを熟知したセンター職員が求人票にしっかりと目を通し、おすすめできる求人を『おすすめ求人』として紹介しています。中には企業の採用ページや就職ナビには掲載されておらず、直接大学に依頼がくることもあり、そうした求人票が届いた場合は、事前登録してもらっているメルマガに情報を配信しています。こうした取り組みにより、学生と企業のマッチングがうまくいった事例がたくさんあります」

 二つ目は、3年生への全員面談実施と、充実した「キャリアサポートプログラム」だ。

 毎年秋、同センターでは、3年生全員を対象に「自己分析サポート面談」を行なっている。これは自己分析と自己PR 作成といった就活基礎体力をつけるためだ。

 キャリアサポートプログラムは、大きく分けて就活で必要な基礎力を養う「就活ベーシック講座」(7回)、実践力を身につける「就活アドバンスト講座」(7回)がある。万全の体制で就活に臨めるよう、年間を通じて計画的な構成がなされている。

 三つ目は、「業界」「企業」「仕事」について幅広く知ることを目的とした「KC キャリアフォーラム」だ。業界に詳しい講師や企業の採用担当者を招き、業界探究、仕事発見、企業研究などのセミナーや講演を開催。就活を控えた3年生だけではなく、1年生から参加できるようにしている。「キャリアサポートプログラム」と「KC キャリアフォーラム」を合わせると年間130回を超える講座を開催している。

 特に毎年2月に行われる企業研究セミナーは、採用担当者が多く来校することもあり、普段にも増して学生が緊張感を持って臨むイベントだ。「本学と繋がりが深い様々な業種の企業の採用担当者をお招きして、業界の動向や企業の事情などをよく理解するためのセミナーです。自分に合った企業に出会う貴重なチャンスで、この場で知り合った企業から内定をもらって入社する学生も多いです。2020年度はオンライン開催となりましたが、例年100社以上にご参加いただいています」(山田さん)。このように企業と深い信頼関係が構築されているのは、学生にとって心強い。

 キャリアセンターのこうしたサポートが功を奏し、2020年度(2021年3月卒業生)の就職率は98.5%(2019年度は98.7%)。コロナ禍にもかかわらず、高い就職率を維持している。

TOPICS

実社会で活躍できる
力を養う
「特色プログラム」

 特色プログラム(2年生~4年生、選択)は社会で活躍するためのより高度な学修を行うとともに現場での実践を重視しており、三つのプログラムで構成されている。多様なライフスタイル、ライフステージで発揮できるコミュニケーション能力を身につける「キャリアデザインプログラム」、地域社会の課題を見つけて解決するための実行力を養う「地域創りリーダー養成プログラム」、プロの通訳・翻訳者が指導し、異文化間コミュニケーション能力を伸ばす「通訳・翻訳プログラム」です。学外からの講師も招き、専門的な知識やスキル、経験を磨くことができます。

企業に対する提案のためのプレゼンテーション(キャリアデザインプログラム)

「知っている世界」を増やすことで
希望の進路や夢を後押し

 キャリアセンターが大切にしているスローガンがある。それは「知らない世界を、知っている世界に変えていく。」これまで数多くの学生のキャリアを支援してきた同センターの森真理絵さんはこう話す。

「学生の間はまだ知らない世界が圧倒的に多いわけですが、就活を通じて『知らない世界』を少しでも『知っている世界』へと変えていければ、そのぶん視野が広がって選択肢を多く持てるようになり、自分が幸せになれるチャンスも広がっていくはずです。そこで私たちは学生に『知っている世界』を増やせるよう数々の機会を創出しています。学生自らの意思で『私は社会の一歩を、この会社から踏み出したい』と後悔なく選んでもらえる、そうしたサポートや後押しができればと思っています」

  • キャリアセンター課長
    山田義憲
  • キャリアセンター
    森 真理絵

MESSAGE

「キャリア教育科目」で磨く
「ありたい自分でいつづける力」
キャリア教育科目講師
鴨谷 香

 「キャリア教育科目」は、専門外の学びで視野を広げることを目的とした「オープン科目」の中にあり、全学科共通科目(1年生~4年生、必修)です。授業は「女性とキャリア」「キャリアのためのビジネス研究」「キャリアのためのコミュニケーション論」「キャリアデザインのための基礎力開発」の四つがあります。

 私は「女性とキャリア」を担当しています。自己理解と社会理解の二つがこの講義の大きな柱です。能力や適性や価値観の他、自分が他人からどう見えるかなど、自己への理解を深めるとともに、就業環境、雇用システム、制度や法律といった現代に生きる女性が働く際に知っておくべき知識をテーマごとに解説しています。

 一番の目玉は卒業生によるゲスト講演(全3回)です。企業などの総合職や事務職、ワーキングマザーとして活躍している卒業生に講演をしていただいています。たとえば、働きながら子どもを育て、海外出張や転職を実現する等、自分が好きなこと、やりたいことにいきいきと取り組む卒業生のお話は、毎回、学生が前のめりになって聴くほどの人気。そして、ただ講演を聴いて終わりではなく、講演内容に応じた社会事情、背景、データや理論などの解説をしています。バックグラウンドをよく知ることで、気になったことをもっと深く掘り下げていきたいとき、自分でどこをどう調べていけばいいかがわかるからです。

 毎年9月から12月にかけて、この講義期間を通して学生たちには「10年後、私はこういう自分でありたい」という未来の自己像を描いてもらっています(課題も出しています)。その際、「そういう自分であるために、今月は何をしたか」も一緒に書いてもらいます。

 たとえばですが、ある学生はこんなふうに綴ってくれました。

「私の10年後のありたい姿は、今年受けることができなかった客室乗務員を既卒受験して合格し、海外の空を飛び回っていることです。そのために5年間は内定先で接客について勉強し、社会人としてのマナーや働き方、実力をしっかりと身につけます。その後は…」

 今年は新型コロナウイルス感染症の影響により自身の希望していた職種の採用そのものが見送られるというケースもありました。この学生は一つの目標がダメになったらそれで終わりではなく、今置かれた状況で何ができるかを具体的に思い描いています。彼女のように、予期せぬ困難な出来事に対しても前向きで、しなやかに対応できる真の強い女性が多いのも、本学の特長の一つだと感じます。

 課題の実施により中には「もっとこんなことができるのではないか」と自分の新たな可能性に気づいたり、「実はこれをやりたかったんだ」と本当に自分がやりたいことに気づいたり、という学生も少なくありません。この講義を通じて、学生には「ありたい自分でいつづける力」を磨いてほしいと願っています。

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CAMPUS DATA
神戸女学院大学
兵庫県西宮市岡田山4-1
TEL.0798-51-8585(入学センター・広報室)
https://www.kobe-c.ac.jp/