1950年に学習院大学に短期大学部が設置され、1953年に学習院女子短期大学となります。そして、1998年に短期大学を改組して現在の学習院女子大学が開設されました。本学は「豊かな教養と地球的視野を持ち、文化の交流と相互理解を通じて国際社会に貢献できる人材の育成」を学部教育の目的としています。
グローバルで多様性に開かれた
学びの空間へ
教育の特徴は3つあります。ひとつは、国際化の推進です。海外に20を越える協定校があり、カナダのレスブリッジ大学とは両方の大学で学位を取得できるダブルディグリー制度も設けています。また、語学の習得だけでなくボランティア活動や国際機関での交流活動を盛り込むなど多様な海外研修も用意しています。コロナ禍にあっても、海外の大学や国際機関とオンラインでつないだ授業などを実施してきました。
2つめは、多様性に開かれた学びです。国際文化交流では文化の多様性や文化の相互関係についての理解が重要となります。香道や有職故実など特色ある科目を含めて多様な科目を開設するとともに、多様性理解に関する授業を実施しています。
3つめは、1学年の定員が355名という小規模校ならではのきめ細かな指導・支援に努めてきたことです。たとえば、1、2年次の基礎演習は各学年10人ほどで、各学問分野の基礎や研究方法などを演習形式で学んでいきます。