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今から始める女性のための漢方レッスン ストレス&月経のお悩み解決!

年齢を重ねると、だんだん無理が利かなくなるものです。仕事や家庭での責任は重くなり、
毎日はストレスでいっぱい。そのうえ女性には、月経や更年期などの不安や悩みもあります。
そこで今をもっと快適に、そして長い将来を穏やかに過ごすための養生法を、脳科学と漢方・中医学の
エキスパートに伺いました。週刊朝日MOOK『未病から治す 本格漢方2021』の出版を記念した
オンライン講演会から、ぎゅっとエッセンスをご紹介します。

文/別所 文 デザイン/弾デザイン事務所
企画/AERA dot.ADセクション 制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ

漢方・中医学を用いたストレス解消法 女性のからだの特徴と悩みの和らげ方 脳科学と中医学のエキスパートによるQ&A

漢方・中医学を用いたストレス解消法 心地よい五感の刺激でリラックス、脳を休ませてストレス解消

長引くコロナ禍で、私たちはいろいろなことを常に心配しています。心配するということは脳を使っているということであり、脳を使い過ぎて、いわばオーバーヒート状態にあるといえるでしょう。今大切なのは、過剰なストレス下では脳を休ませることです。適切に休ませることが、その後の脳の活性化につながると考えます。

脳の過労は、脳だけの問題ではありません。脳のオーバーヒートは自律神経系や内分泌系に影響を及ぼし、バランスを崩してしまいます。その結果、肩こりや頭痛、過敏性腸症候群、肌荒れなど、全身に憂うつな症状を引き起こします。ストレスがたまっているときにカギの置忘れなど、ちょっとした物忘れをすることがあると思いますが、それもじつはストレスが原因で、疲弊した脳が一時的に機能障害を起こしている可能性があります。

(※1)脳と心の健康五か条

(※1)脳と心の健康五か条

酒谷 薫先生 東京大学大学院新領域創成
科学研究科人間環境学専攻

酒谷 薫先生

1981年、大阪医科大学医学部医学科卒業。ニューヨーク大学、エール大学での医学部勤務を経て、北京日中友好病院・国際協力機構(JICA)専門家、日本大学医学部脳神経外科学系教授、日本大学工学部電気電子工学科教授、次世代工学技術研究センター長を歴任。2019年より現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医

酒谷 薫先生

脳を休ませるには次のような「脳と心の健康五か条(※1)」を心がけてみましょう。特に、自分が心地よいと感じる刺激をからだに与えることが、脳のリラックスを促すことになります。好きなアロマ、入浴、マッサージ、運動などなんでもいいでしょう。時間がなくて実践できそうにないという人は、就寝前に深呼吸するだけでも脳のリラックスにつながります。十分に息を吐いて、そのあと自然に吸い込む感じで、吐くほうを意識した腹式呼吸を行います。スマホやパソコンから離れて、アロマをたいたり好きな音楽を流したりするのもいいでしょう。

心と脳、からだは密接に関連し、ある意味一体化しています。東洋医学では「心身一如」という言葉で表現しています。「脳と心の健康五か条」を実践することで脳を休ませてストレスを解消し、それがからだに戻って、いろいろな不調を改善してくれます。ひいては東洋医学でいう「未病(病気になる前の段階)」を改善させることにもつながると思います。

リラックスを促す簡単「つぼマッサージ」

女性のからだの特徴と悩みの和らげ方

女性のからだの特徴と悩みの和らげ方
陳 志清先生 中医学講師、薬学博士
イスクラ産業株式会社 代表取締役社長

陳 志清先生

1984年、南京中医薬大学卒業。87年、陝西中医薬大学大学院修了。93年に来日し、2002年に広島大学大学院で薬学博士号取得。日本中医薬研究会専任講師。日本不妊カウンセリング学会理事。不妊カウンセラー。共著に『やさしい中医学シリーズ5 心と体にやさしい不妊治療』(文芸社)、監修に『漢方・中医学がわかる本』(宝島社)

漢方では生命を維持するために必要な三つの要素、「気(エネルギー)」「血(血液)」「水(水分、体液)」のバランスがとれていることがベストと考えます。どれかが不足したり、過剰になったり滞ったりして偏りが生じることで、からだの様々な不調が引き起こされます。

生命力(体力・精神力)=エネルギー

特に女性は月経のサイクルで、周期的に気・血・水のバランスが変化しています。さらに女性の一生で考えると、出産や授乳などで気や血が不足しがちな時期もあって、様々な不調を抱えやすいといえるでしょう。女性の悩みとして訴えの多い生理痛、PMS(月経前症候群)、冷え性、頭痛、肩こり、肌荒れ、肥満などは、このような女性特有の月経や出産などからくる、気・血の不足、停滞が原因になっている可能性があります。

気・血・水のなかで根本になるのは「気」です。気は生命力そのもの、心身を支え、動かすおおもとです。気が正常に働かないと、血も水も正常に働くことができません。ストレスが加わると体調が悪くなりますが、これはストレスが気を消耗させたり、滞らせたりして、血や水のバランスも崩してしまうからです。

不調を改善するには、ストレス解消に努めながら気の不足を補って巡らせることです。そうすれば血・水の巡りも改善し、リズムも整って全体のバランスが戻っていくでしょう。

陳 志清先生

漢方には食養生に加えて、つぼマッサージ、鍼灸、気功、漢方など、様々な養生法があります。養生法はその人の体質によって適したものが異なります。また体質は、年齢・季節・生活習慣などでも変化します。親からもらった生まれつきの体質は変えることはできませんが、「先天の不足は後天から補う」といわれるように、養生で補うことはできます。「COCOKARA中医学」などの漢方・中医学の情報サイトで体質チェックをして、まず自分のからだのタイプを知ってください。そのうえで、そのときどきの状態に合わせて、自分に合った養生法を実践してください。

体質は6タイプ。あなたはどのタイプ?

トークショー 脳科学と中医学のエキスパートによるQ&A

トークショー 脳科学と中医学のエキスパートによるQ&A

第3部は酒谷 薫先生、陳 志清先生、フリーアナウンサーの内藤裕子さんの
お三方によるトークショー。視聴者からあらかじめ寄せられた、脳から考えるストレス対処法、
漢方を用いた改善法などの質問に、詳しく回答していただきました。

お三方によるトークショー
内藤 裕子さん フリーアナウンサー

内藤 裕子さん

1999年、アナウンサーとして NHK 入局。『あさイチ』リポーター、『ニュース7』『首都圏ネットワーク』 のキャスターなど、報道・生活情報番組を中心に18年間務めた。現在はフリーで活動し、テレビ朝日『家事ヤロウ!!!』などに出演。フジテレビ『ザ・ノンフィクション』、NHK Eテレ『100分de名著』などのナレーションを担当

内藤さん今回はオンライン開催ということで、事前にご視聴の皆様から多くの質問をいただいています。まず、事前アンケートで悩んでいる方が多かった冷えについて、夏におすすめの養生法を教えてくださいというご質問です。

酒谷先生冷えには自律神経が関係しています。ストレスがあると交感神経が優位に立ち、末梢の血管が収縮して血の巡りが悪くなり、その影響で冷え性となることがあります。冷えの解消には、ぬるめのお湯にゆっくりつかって、交感神経優位を和らげると効果があるでしょう。少しぬるいかなと思うくらいの温度にして、20~30分、じんわり汗が出てくるくらい入るのがおすすめです。入浴剤などで香りを楽しむのもいいと思います。私の研究では、入浴後はストレスホルモンの分泌量が減るという結果も出ています。

陳先生中医学では、からだを温めるのは「気」の役割、気の温める力を運ぶのが「血」の役割です。いわば「温水暖房」のようなものと言えますね。気血を不足させないこと、そして気と血の巡りをよくすることで冷え性は改善できるでしょう。

内藤さん健康面だけでなく、脳科学や漢方でダイエットやキレイになることを期待できるのでしょうか、というご質問も来ています。

酒谷先生美容と脳は関係していると思います。ストレスで自律神経系や内分泌系のバランスが崩れることで、肌が脂性になったりニキビができたりというのがよくあります。また、ストレスによる過食が原因で肥満を招くこともあります。ストレスがあるとダイエットの効果も出にくいかもしれませんね。

陳先生中医学の観点から考えると、血液を補ったり血行をよくしたりして、循環を改善するのがいいでしょう。気血を補うには当帰(とうき)、人参、阿膠(あきょう)などの生薬や羊肉、長芋、トマトなどが、気血を巡らせるには、紅花、丹参、川窮(せんきゅう)などの生薬や生姜、にんにく、唐辛子などの香辛料がいいでしょう。誰にでも通用するダイエットの薬はないと思います。体質的にどこに問題があるのか、どのように偏っているのか、それを知って対処することが大切です。美容についても、紫外線防止などの対策は必要ですが、やはりからだの中から栄養を補い、からだに有害になるような活性酸素のようなものを速やかに排出する、そういうことがキレイにつながると思います。

お三方によるトークショー

内藤さんその漢方薬が自分に合っているかどうか見極めるために、どれくらいの期間飲み続ければいいでしょうか。

陳先生一概にはいえませんが、風邪のときに用いるような速効性のあるものについては、1週間飲んでも効き目が感じられないなら、その薬を変えたり、服薬を中止したりしたほうがいいでしょう。慢性の症状の改善に用いる場合は、効果があらわれるまで2週間程度、試してみていいと思います。なお、漢方薬にはずっと飲み続けていいものもあれば、副作用が起こりやすいのであまり長い間飲んではいけないものもあります。やはり漢方のエキスパートの指導のもとに飲むことをおすすめします。

お三方によるトークショー

内藤さんいずれ訪れる更年期に備えて、また認知症のリスクを減らすために、いつから何を始めたらいいでしょうかというご質問も来ています。

酒谷先生認知症の発症に関係するのは高血圧や糖尿病といった生活習慣病です。最近では、生活習慣病が原因で脳の動脈硬化が起き、血流が低下することが認知症の発症に影響するということがわかってきました。20代、30代の若いうちから生活習慣を改善することが動脈硬化の進行を遅らせ、認知症の発症リスクを下げることになるでしょう。

陳先生更年期への備えも、やはり早いうちのほうがいいと思います。35歳くらいからからだの衰えが進むので、30代になったら「健康貯金」を大切にしてください。若くて体力・余力がある間はいいですが、いずれは貯金が足りなくなります。そのことを心して、若いうちから養生を心がけてほしいと思います。それから、「未病先防」といいますが、未病を改善して予防に努めるには、セルフメディケーションが必要です。セルフメディケーションには正しい知識が不可欠ですから、それぞれの分野のエキスパートの指導を受けながら行うことが、安全に効果を上げることになると思います。

内藤さん今日からでも自分に合った養生法で、健康貯金に励みたいと思います。今日はいろいろな質問に具体的にお答えいただき、ありがとうございました。

講演会の様子はこちらからご覧いただけます

日本中医薬研究会 COCOKARA 中医学情報サイト
提供:イスクラ産業株式会社