「AERA」働く女性応援プロジェクト ワーキングウーマンのための”新ライフマネジメント論”女性の働き方、その先へ

5回目となる「『AERA』働く女性応援プロジェクト」のトークイベントは、創刊30周年を記念し、過去最大規模で開催された。ゲストに、著書が13万部の大ヒット中である南海キャンディーズの山里亮太さんを迎え、ストレスや嫉妬との上手な付き合い方を聞いた。

山里 亮太さん(南海キャンディーズ)
2003年、山崎静代さん(しずちゃん)と漫才コンビ「南海キャンディーズ」を結成。テレビのバラエティー番組やラジオ、ドラマ、映画など、さまざまな分野で活躍する。著書『天才はあきらめた』(朝日文庫)が13万部超えの大ヒットを記録中
「AERA」編集長片桐 圭子
1995年、朝日新聞社入社。「AERA」で女性、子ども、教育、働き方、事件、ベンチャー企業などを幅広く取材する。宣伝プロモーション部などを経て2018年9月から現職

特別協賛:日本生命保険 協賛:ARUHI、大塚製薬、JA全農、ローソン
文/武田 洋子 撮影/簗田 郁子 デザイン/洞口 誠(ドットワークス)、大内 和樹
企画・制作/AERA dot.AD セクション

会場は2カ所でドリンクと焼き菓子がサービスされ、企業のブースを回りながらゆっくりくつろげるレイアウト。壁に貼られたAERAの記事を真剣に読む参加者も
山里さんの客席の間からの登場はサプライズ。気さくにハンドタッチに応えつつ壇上へ。「女性ばかりと聞いたのでゲストをお受けしました!」とのことだが、確実にファンを増やした模様

業界問わず女性が躍進 でも家事分担は重いまま

 客席の間から山里亮太さんが登場すると、会場を埋めた約490名の参加者から歓声が上がった。今回のテーマは「女性の働き方、その先へ」。著書『天才はあきらめた』に描かれた、負の感情を努力の原動力に変換する山里理論や、南海キャンディーズ結成から15年間、女性の相方と働いてきた実感について、AERA編集長の片桐圭子が話を聞いた。
 AERAが創刊されたのは1988年。その2年前に男女雇用機会均等法が施行されている。家庭と仕事の間で揺れ動き、ロールモデル不在で働く女性たちが増える中、AERAはその姿を積極的に取材してきた。ここ10年で女性の働き方は変化し、山里さんも、周囲に女性のプロデューサーや技術者が増えたと感じている。
「芸人もね、少ないから有利と思って男女コンビにしたのに、女芸人が増えてちょっと邪魔です。でも“女芸人”という言葉がある時点で、まだ無意識の壁があるんでしょうね。男芸人とは言いませんから」(山里さん)
 一方で、家に帰ればいまだに家事の負担は女性により多くかかっているのが現実。掃除、洗濯、料理以外の家事を認識していない男性は少なくないのではないか。会場にも展示されたAERA編集部作成のタスク表には、100個のマスがある。
「シャンプーを入れ替える、トイレットペーパーを買い足す、テーブルを拭く……多くない!? あの、言いづらいんですけど、うちは週1で74歳の父が掃除に来てくれていまして。父はこの100マス、いけそうです。料理ですか? 料理までお父さんに頼っていませんよ、何を言うんです。お母さんです!」(同)
 会場が笑いに包まれる。親の愛は無限だが、夫婦はそうはいかないのだ。

怒りや嫉妬の感情が努力の燃料になる

 仕事の上でどうしようもなく湧き上がる怒りや嫉妬の感情をいかにコントロールすればいいのか。山里さんの著書には、同期や仕事相手に負の感情を抱く場面が頻繁に出てくる。腹の立ったエピソードの一つひとつを、山里さんは克明にノートに記録し、その悔しさを努力の原動力にする。努力が実って仕事で成果を上げたとき、鬱憤はきれいに消えるのだ。
「周囲にとんでもない天才がたくさんいて、凡人である自分を天才に見せるためには努力しかなかったんです。そういう明確な理由があると、意外とサボらず努力できるもんですよ。それでほめられたことは全部大切に『自信貯金』して、落ち込んだときにちょっとずつ切り崩して使います。落ち込んでる時間はイヤな相手のウィニングランになるだけなので引きずらない。奴らは全員、成功のための燃料にします!」
 自分を追い込むことにストレスはたまらないのかという問いに、山里さんはこう答えた。
「ストレスはたまるもんです。ストレスがたまっていくと、よし努力しようと思える。で、次の仕事で成功すれば帳消しになります。“モチベーションが上がらない”というのは努力をサボる言い訳ですね。モチベーションが上がってる状態なんて、人生でそうそうないでしょ」

異質な個性と仕事するメリットを探していく

 事前に参加者から募っていた質問に答えるコーナーでは、「相方が女性でよかったと思いますか」との問いに「よかったです。口説き落としてコンビになってもらって、組んでいなかったら今ここにもいませんでしたしね。自分とは異質な人とやっていくデメリットを挙げたらキリがない、メリットを探すと上手くいく」と、コンビ長続きの秘訣を語った。編集長の片桐も、男女混合で異質な要素があるほうが、いい企画ができると賛同。
「めちゃくちゃ有能な人はもう、性別関係なくなってきてますね。でも積極的なリーダーばかりじゃ世の中回らないですから、自分なりのゴールを目指せばいいんじゃない? AERAが30年やって来たことが、花開きつつある時代だと思います。ごめんなさい、楽しくてはしゃいでいたら何ひとつ役立つこと言えないまま終わっちゃった」(山里さん)
 どうしてどうして、終始笑いっぱなしの楽しい時間で、大いに明日からの活力にしていただけたのではないかと思う。

特別協賛企業プレゼンテーション

人材開発部 輝き推進室 室長
梶原 織梨江さん

■日本生命保険

男性の育休取得5年連続100%
社会の変化を肌で感じる

梶原織梨江さんは、多様な人材が活躍できる職場を目指して発足した「輝き推進室」の室長を務めている。仕事を始めた20年前、女性には「男性と同じように働く」という選択肢しかなかった。しかし今は、子育てなど人生のイベントを充実させつつ働く時代だ。「当社では女性管理職のパワーアップを目的に、役員をメンターとするミーティングやスキルアップ研修を実施しています。育児中の職員向けには、仕事と両立しながらキャリアを形成するための各種セミナーをはじめ、さまざまな取り組みで支援。男性の育児休業取得率は100%です。育休経験で男性の意識も変わりました」。働く女性が集まれば、会社も社会もさらによい方向に変えていける。

日本生命のブースでは、職員から仕事や職場環境についての率直な話が聞けた

スッキリした目覚め感をサポートする「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」のサンプルが配られた。働く女性が注目する質の高い睡眠について耳を傾ける人も
朝8時までに注文すれば、最短その日の14時以降に指定のローソン店舗で商品を受け取れるという「ローソンフレッシュピック」は、忙しく働く女性の味方
おいしいお米は明日への活力になる。JA全農のブースでは全国のブランド米ポスターを展示し、出身地のお米を探す人も
住宅ローンをはじめ、住生活全般をサポートするARUHI。新しくなった印象的なポスターを記念として撮影していく人もいた
山里さんとAERAの表紙に!? 等身大パネルとツーショットが撮れるフォトコーナーが大人気
会場では山里さんの著書『天才はあきらめた』も販売。すでに持っていても新たに購入したくなるサイン入りとあって、長蛇の列ができた

提供:AERA