長期固定金利住宅ローン
「フラット35」のトップランナー・ARUHI

家探しから暮らしのサポートまで
住生活の総合サービス企業を目指す

住宅ローンの申請にかかる手間と時間の大幅な短縮、業界最低水準※1の金利などにより、長期固定金利住宅ローン「フラット35」の融資で8年連続№1のシェア※2を誇るARUHI(アルヒ)。顧客へのサポートは住宅ローンにとどまらず、 家探しから購入後の生活サポートにまで及ぶ。様々なアイデアで金融機関の既成概念を覆すARUHI・浜田宏CEOに、片桐圭子本誌編集長が聞いた。

※1 スタンダードタイプの場合(ARUHI調べ)
※2 2010年度〜17年度統計「フラット35」融資実行件数(ARUHI調べ)

文/武田 洋子 写真/慎 芝賢 デザイン/川上 博士(川上博士事務所) 企画・制作/AERA dot. AD セクション

金融機関から生活サービスへ
異業種の経歴が変革を可能に

浜田 宏 Hiroshi Hamada

アルヒ株式会社 会長兼社長 CEO兼COO

はまだ・ひろし/早稲田大学卒業後、海運会社、外資系生命保険会社を経て、1991年、米サンダーバード国際経営大学院国際経営学修士課程修了。93 年に米デルの日本法人設立に携わる。デル日本法人社長兼米本社副社長、HOYA取締役兼代表執行役最高執行責任者を経て、15年5月、アルヒ会長に就任、同年9月より現職。

片桐 浜田社長がユニークな方だとのお噂をかねがね伺っていまして、本日はお会いするのを楽しみにしていました。まずはARUHIという会社名の由来を教えていただけますか。

浜田 家というのは一生に一、二度しかない大きな買い物です。結婚や子どもの誕生、独立など、理由はさまざまですが、それは“ある日”、新しい生活をしようと思うところから始まります。この“ある日”をサポートすることが、私たちを単なる住宅ローン専門金融機関から、住生活全体のサービス会社へと進化させると考え、社名にしました。ロゴの真ん中に入るUを黄色で満たしたのは、You(お客様)に日の光が満ちますように、との願いを込めたものです。変わった名前だと言われることもありますが、この先10年、20年と目指していく会社のビジョンがすべて詰まった名前なんですよ。

片桐 単なる住宅ローンの会社ではなく、住生活に付随するすべてを扱うという大きなビジョンは、浜田さんの多彩なご経験から生まれたものなんでしょうか。

浜田 そうですね、ずっと外資系のハイテク、IT畑で仕事をしてきて、金融業界は門外漢でしたし、住宅ローンにもまったく興味がありませんでした。でも顧問として相談に乗るうちに、これはハイテク技術の力を導入すれば大きく変身させられる業界だと感じたんです。日本の金融業界は、日銀、メガバンクを頂点とする旧態依然としたヒエラルキーがあると言われています。我々はまだ小さなノンバンクですが、僕からすれば、小さいからこそスピードが速く、新しいことができるのに、それがまったく生かせていない。銀行に倣って土日を休んだり、午後6時にお店と本社の電話が通じなくなったり、お客様にあまり寄り添っていなかった。僕が目指すのはメガバンクに負けない金融機関になることではなく、30年から50年という長い時間をお客様と共に歩む、人生のパートナー会社です。

片桐 銀行マンじゃないからこそ思いつける、新しい業態ですね。

浜田 会長就任を機に改革に着手、社名も新しくしたというわけです。

家探しから購入後の生活まで提携企業とトータルサポート

片桐 圭子

片桐 圭子 Keiko Katagiri

AERA 編集長

片桐 今の立場になられてから3年が経過し、手応えはいかがですか。住宅ローンの多彩な商品ラインアップと、150近い拠点網を基盤に、ロボティクスやAIを駆使して審査のスピードは大幅に短縮されました。家探し前クイック事前審査は最短1分、フラット35の融資実行が最短3営業日で可能なんですね。

浜田 記入事項も、証明書類で確認可能な項目を記入不要にした自社専用借入申込書で、最大50%削減しました。また「ARUHI navi」(2018年12月スタート)で住宅ローンの手続き状況を可視化したり、スマートスピーカーを使って音声で簡単な質問に答えると想定融資金額がわかったり、利便性を向上させる仕組みを次々にスタートさせています。

片桐 早くて簡単であることのリスクはないのでしょうか?

浜田 ゆっくりやってもリスクは同じです。大手は、転職したばかりや育児休職中の人、外国人、フリーランス、年金受給者などに対する審査が厳しいのですが、安定した収入があるなど、「フラット35」の基準を満たしていれば問題ないはずです。当社の外国人への融資実績はすでに日本有数ですが、優秀で勤勉な彼らをもっと応援するべく、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語などでサイトを多言語化し、「日本で家を買うならARUHI」という存在になるつもりです。

片桐 「フラット35」に関しては国内のシェアトップでいらっしゃいますね。

浜田 住宅ローン全体の実行金額規模も現在は5位ですが、5年以内にメガバンクを抜いて日本一になるでしょう。その先の、金融と金融以外のサービスを統合させた企業の姿を視野に入れています。

片桐 金融以外の部分では、他業界の企業と提携して家探しから購入後の生活までトータルにサポートしていますが、まったく新しい業態に提携先も驚かれたのでは?

浜田 まあ20年くらい会社経営をしているので、最初は保険会社や家具販売店など知り合いの社長に個人的に電話して、人脈でスタートしましたが、現在は約70社と提携するのが「ARUHI暮らしのサービス」です。新居購入時は、引っ越し代や家具代などで150万円くらいかかると言われていますが、当社で住宅ローンを契約すると返済期間中ずっと、さまざまな優待が受けられます。初年度は約10万円以上お得ですし、35年間で考えるとうまく使えば新車1、2台分の金額がセーブできます。

ワークライフブレンド、一緒に充実させる働き方

スタッフが自由に使える「ARUHI CAFE」。オフィススペースとフロアつづきで開放感があるが、これも「ワークライフブレンド」の一環か。8時45分オープン、17時45分~20時30分はバータイム。

片桐 今、社員数はどのくらいですか?

浜田 正社員が300人ちょっとですね。少人数でもこれだけの事業が可能です。個々の生産性が高いというのもありますが。

片桐 生産性の高さは働きやすさの証しかと思いますが、顧問でいらしたときから「日本一働きやすい会社にする」という目標を掲げていたそうですね。

浜田 我々の仕事は、小口の契約を一つひとつ丁寧に積み上げていくものです。どの過程においてもボールパスのミスは許されない。つまり、互いに信頼してコミュニケーションをとれる労働環境でなければならないんです。とにかく僕は、男尊女卑、年功序列、学歴主義といった昭和カルチャーがいちばん嫌い。この会社は絶対そうしない、明るくてオープンで、楽しく休暇を取って何人でも子どもをもてる会社にするという強い思いがありました。CEOとして入って投資もしていますし、気持ちは創始者です。

片桐 長年アメリカで仕事をしていらっしゃいましたが、日本と比べてどうですか。

浜田 シリコンバレーでは皆、自分のペースで自由に働くし、ダイバーシティーや女性登用などは、30年前から当たり前でした。ワークライフバランスという言葉自体、もう古いですよ。いつでもどこでも仕事ができるスマホが普及し、ネットワーク環境が向上した今、バランスをとるのは大変難しい。ワークライフブレンド、公私一緒の時代です。人生の充実を感じながら自分のペースで働いて、90歳になっても現役でいられればいい。うちの会社には70代の社員が4人いますし、いい人材であれば10代でも採用します。

片桐 浜田さんのそういう思いは社員の皆さんにどう浸透させていったんですか?

浜田 いろいろな形でコミュニケーションの場を設けています。1回15〜20人くらいの社員とディナー会をするんですが、これが全社員と既に4周目に入っています。他にアルバイトや社員家族も参加するクリスマスパーティーや創立記念パーティーがあり、クラブ活動も盛んです。

片桐 いまお話を伺っている「ARUHI CAFE」も、コミュニケーションの場として機能しているんですね。

浜田 仕事場の真ん中にカフェをつくりたかったんです(笑)。17時45分以降はお酒も提供されますよ。ここは誰でもいつでも自由に使える場所で、僕もよく来ていますが、いつもリラックスできます。記者会見や決算発表もここでやります。

当たり前のことの実現は
売り上げを増やすよりも易しい

片桐 3年の間に、個々人が自由な働き方を選択できるよう、在宅勤務制度や1日最低1時間以上勤務というスーパーフレックス制度、最長3年の育児休業、小学校6年生までの育児時短勤務など、次々に実現されていますね。育休復帰率が100%というのは素晴らしいです。

浜田 物事はシンプルに考えるのがいいんです。育休や時短勤務が困るというのは、その人に依存しているからでしょう。皆が主力であれば、そうはなりません。僕の着任当時は女性執行役員もいませんでしたが、私が直接コンタクトして他社から来ていただきました。

片桐 ダイバーシティーや女性活躍などは、経営トップが音頭を取るのがもっとも早いんですよね。

浜田 要はトップのやる気次第だと思います。年齢、学歴、国籍、性別問わず、いちばん貢献する人がいちばん評価される環境にする。ごく当たり前のことで、売り上げを増やすよりずっと簡単ですよ。

片桐 社長就任からここまで順調に結果を出してこられましたが、今年の展望をうかがえますか。

浜田 ホップ、ステップと来て、ジャンプの年にしたいですね。2017年末に東証1部上場を果たしましたが、準備期間2年半という異例の速さで、夢のようでした。皆が頑張ってくれたおかげです。今後はARUHIの認知度を上げ、安心できるナショナルブランドとしての地位を確立していきます。テクノロジーの力で、今よりもっと簡単で間違いのない仕組みにしたい。目標は、アマゾンで買い物をするように家もローンもインテリアもまとめて購入できる、マルチプラットフォームの創造です。

片桐 週末でも、夜でも、当たり前に多様なサービスを利用できるのはうれしいですね。

片桐圭子の編集後記

短期間で会社の事業と働き方、どちらも大きく変えることに成功されていますが、社員の皆さんが異議なくついてこられたのは、浜田さんのビジョンが普遍的な「当たり前のこと」であればこそではないかと思います。その当たり前が、多くの企業ではなかなか実現できないのですが。ご自身を「アメリカ帰りの男子校の番長」と評されていましたが、熱い情熱と細やかな目配りのミックス具合が絶妙ですね。こんな番長がいる学校、私も入りたいです(笑)。

詳しくはこちら

https://www.aruhi-group.co.jp/

提供:アルヒ株式会社