始まって2〜3時間は「このままだと何も残せない」って焦ってた(友近)。僕の最大のピンチが、友近とゆりやんがタッグ組んだときやったわ(藤本)。全員笑わせたヤツが勝ち!異種総合笑わせ合いサバイバル『ドキュメンタル シーズン6』、Amazon Prime Videoで絶賛爆笑中!

Amazon Prime Videoで配信中のPrime Original番組『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』。一つの部屋に閉じ込められた10人の芸人が互いに笑いを仕掛け、残った1人が優勝賞金1000万円を獲得するという「笑わせ合いサバイバル」だ。最新エピソードとなるシーズン6ではシリーズ最多、女性芸人が4人参加していることが特徴。これまでとは違った空気での戦いが繰り広げられた。シーズン1からこれまで4度参加している藤本敏史(FUJIWARA)と、満を持しての初参加となった友近の二人に『ドキュメンタル』の楽しみ方を語ってもらった。

文/大曲 智子 写真/村上 宗一郎 デザイン/REGION 企画・制作/AERA dot. ADセクション

スベったら芸人人生が変わるかも… 迷った末に参加した藤本の心中

藤本 僕は『ドキュメンタル』にシーズン1から参加させてもらっているんですが、最初にオファーを受けたときは、まだ何にもわからないし、正直「怖い」と思いましたね。出るか出ないかも迷ったし、「スベったら大打撃を受けるんじゃないか、これからの芸人人生が変わるんちゃうか」とまで考えました。だから辞退する人の気持ちもすごくわかります。それでも出ようと思ったのは、やっぱり松本(人志)さんが選んでくれたからですね。だって先輩から言われたら断られへんやないですか(笑)。「あいつ逃げたな」って思われるのも癪ですから。

友近 藤本さんは私の性格わかると思うんですけど、私、スベるのがあまり怖くなかったりするんですね(笑)。そりゃウケるほうがうれしいですよ。デビューしたときからずっと、自分がやりたいネタをやってきたタイプだから。『ドキュメンタル』が始まったとき、「私に向いているかも」と思ってました。

藤本 うん、俺も友近は向いてるやろなと思ったわ。

友近 面白くないと思うことをやってスベるのは怖いんですけど、自分が面白いことでスベるのは仕方ないと思えるので、気が大きくなっちゃうんですよね。このお話が来た時は楽しみしかなかったです。

藤本 絶対思われへんわ、そんなん……。

お得意の憑依芸からダジャレまで オールマイティーに強い友近

私、スベるのがあまり怖くないんです(笑)。デビューしたときからずっと

友近 メンバーとは本当にあの場で顔合わせしているんですけど、行く前からなんとなく自分の中で「こういう空気でできたらうれしいなぁ」っていうことは思ってましたね。そして今回のメンバーを見て、自分が用意してきたものが出せそうかもと思いました。まず、メンバーを見て「最初はこの方々の空気で進むのかな?」とか、いろいろと分析しつつのスタートでした。

藤本 僕は、好きな芸人ほどここでは強敵になりますね。友近もそうですし、今回は芸歴42年の村上ショージさん。昔から本当に好きなんです。

友近 ショージさんはもう、本当に笑っちゃいますよね(笑)。

藤本 あの、いい意味でのポンコツっぷり(笑)。僕はシーズン1の頃から「ショージさんが好きすぎて、もし一緒に出たら絶対に笑う」って言ってたぐらい。だから今回は本当に笑いをこらえるのが大変でした。あと友近がポロッと言う、しょうもないダジャレみたいなこと。あれも弱い! つい反応してしまう。「危険なジョージ(情事)」って何やねん。おっかしくてしょうがなかった(笑)。

友近 ああいうのね(笑)。私、普段からああなんですよ。しゃべってるときでも思いついたことは口に出したいし、それがわかるメンバーだったから、気にせず言ってました。

藤本 友近って芸の幅が広い。自分でキャラをつくって出してくる憑依芸はもちろん、そういうくだらんことも平気で言えるオールマイティーさがある。僕としては冒頭、女芸人がここまで多いということで、どうしようかなとは思いました。それまでの『ドキュメンタル』と雰囲気がまったく違うから。他のみんなも、最初は探り探りな空気でしたね。

友近 特に女芸人って「男性には負けへんで」「絶対に笑わない!」みたいな強い意志がある気がします。でも私もこのメンバーを知ったときは、「女子多いな!!」って驚きましたよ。ただハリセンボンの近藤春菜、ゆりやんレトリィバァとは普段からライブでコントをやってますし、何かノリでできそうやなとは思いましたね。あの場で何をやるかはわからないけど、誰かが何かやったら乗っかれるなって。

藤本 それは周りの僕らにしたら脅威でしかない。僕の最大のピンチが、友近とゆりやんがタッグ組んだときやったわ。

友近 ゆりやんの踊りに、私が長唄みたいなわけわからん歌を添えるっていう(笑)。私、ゆりやんとそれまでそんなコンビ芸やったことないんですよ。あの場で生まれたアドリブなんです。

藤本 すごいな! でも即席でやってるんやろな、こいつら達者やなぁとは思ったわ。

友近 初めてのノリであれができたから、「これは面白いことができそう」ってうれしくなって、ずっとあれを続けたんです。でも他の女芸人さんともできるかと言われたらわからないですね。

藤本 普段やってること、培われたものを出せる場所ではあるな。僕も普段から人としゃべるのが好き、人見知りしない性格っていうのが、ここで功を奏したと思う。僕はそれしか武器がないし、どんどんツッコむことで自分が笑ってしまう可能性もあった。自分で仕掛けておいてカウンターを食らって笑うのもまた、『ドキュメンタル』の面白さだなと思いますね。

笑いを受ける芸人としてのマナー 笑い声がないことが過酷な6時間

僕は、好きな芸人ほどここでは強敵になりますね

友近 でも私、始まってから2〜3時間は「どうしよう、このままだと何も残せない」って焦ってたんですよ。「裏でネタを準備しなきゃ。でもいまはそれよりもみんなのノリについていかなあかんのかも」とか考えすぎて。これではあかんと思って、後半に気持ちを入れ替えましたね。

藤本 誰かが何かをやり始めたら、ちゃんと見ないといけないっていうか。別にそんなルールはないんですけど、芸人のマナーとして「ちゃんと受けないと卑怯」っていう思いがなんとなくある。僕がピンチだったのは友近とゆりやんのタッグと、実は千鳥の大悟がずっと俺の耳元でささやいてたこと。

友近 なんてですか?

藤本 ゆりやんってそれまでの流れも関係なく、とりあえず行動に移せる強さがあるやん。めちゃくちゃなことをゆりやんがやってるときに、大悟が俺にだけ「ゆりやんの発言だけ注目しとってください」とか言いよるんです。ゆりやんがちっちゃい食品サンプルみたいなのを急に配り始めたときも、大悟がボソッと「ここに来てそれを出す勇気」って言ってきたり。そうなると僕にはもう、ゆりやんしか見えなくなるんですよ。

友近 そんなことしてたんや(笑)。

藤本 俺にだけな(笑)。それが積み重なって笑けてくる。大悟の作戦やと思いますね。

友近 退場した後ってどんな感じで残った人を見てるんですか?

藤本 力を出し切る前に終わってしまったら悔やまれるけど、今回は出し切ったから。参加費の100万円は失うけど、面白いものを見せてもらったし、悔しいけどしょうがないかって感じやな。ほんまやったら大爆笑してるぐらい面白いし、そんな緊迫した場に自分がいられたっていう喜びもある。出し尽くして戦い切った心地よさもあった。

友近 私はアドレナリンが後半から出てきたので、終わった瞬間にもっとやりたくなってました。「これからまだ6時間できるな」ってゆりやんと話したぐらい。最初に戸惑いすぎていたのもあったから。

藤本 すごいわぁ、俺は無理。パワーは1ミリも残ってなかった。笑いをこらえるのも体力使うんですよ。普通は何秒か耐えたら元に戻るんですけど、友近とゆりやんがずっと畳み掛けてくるから、笑いがなかなか収まらなかったし。終わった瞬間は、マラソンを走り終わった後みたいにドッと疲れた。けど、もしまた呼ばれたらどうする? 俺はもちろん出たい。

友近 私も絶対出たいです。やっとペースがつかめたのが後半だったから(笑)。例えばロバートの秋山さんと一緒に出られたら、またできるものがありそうやななんて思いますし。

藤本 あかんあかん! 友近と秋山は離してくれないと(笑)。でもこの番組をやってみて思ったのが、やっぱり芸人って笑い声に助けられてるんやなってこと。普段はお客さんの笑い声の量を聞いて、「ここはもっと攻めていけるぞ」とか判断するんですけど、『ドキュメンタル』では誰も笑わずシーンとしている。おかげで何回も心折れましたからね。そこで続けられるかどうかも、勝敗を左右するんやろな。

友近 ほんときびしい! 春菜が終わった後、「何もできなかった」って言ってました。何もできないし笑えなかったって。「一生笑えないのかなって思った」って(笑)。あの春菜が!!

藤本 春菜なんて百戦錬磨の芸人やで? 僕からしたら、ちゃんと攻めてたしおもろかった。だけど本人はそう思ってしまう。そんな言葉を言わせる『ドキュメンタル』って、やっぱり他にはない番組だなって思いますね。

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