心に火をつけるゲーテと出会う旅のガイドライン

©Thuringer Tourismus GmbH
ゲーテが愛したワイマールのシンボル、盟友シラーとの像

1 いざ、ゲーテの生まれたドイツへ ゲーテ街道 前編 フランクフルト〜エアフルト シラーとの友情含めた珠玉の街々へ ゲーテ街道 後編 ワイマール〜ドレスデン

企画・制作/AERA dot. AD セクション

旅の始まりはドイツの空の玄関口から
フランクフルトFrankfurt am Main

©Tourismus+Conqress GmbH Frankfurt am Main ゲーテの生家。ゲーテは文献で「あちこちの窓からの庭の眺めが気持ちよい」と書いている

©Tourismus+Conqress GmbH Frankfurt am Main
ゲーテの生家。ゲーテは文献で「あちこちの窓からの庭の眺めが気持ちよい」と書いている

 摩天楼を思わせる高層ビル群と中世文化の香りが同居する玄関口フランクフルトは、ゲーテの生誕地。旧市街にあるゲーテハウスは生家を復元した必見スポットで、初期作品がこの家で執筆されている。ヘッセン州最大の都会だけあって、さまざまな顔を持つフランクフルト。古い街並みが残るザクセン・ハウゼン地区では、地産のリンゴ酒の飲み歩きにチャレンジして。グリム童話『赤ずきんちゃん』の故郷とも言われている。

出世作が生まれた地で恋の炎に火傷して
ヴェッツラー Wetzlar

©Wetzlar Tourismus ラーン川の石橋とヴェッツラー大聖堂。大聖堂周辺は旧市街

©Wetzlar Tourismus
ラーン川の石橋とヴェッツラー大聖堂。大聖堂周辺は旧市街

 ゲーテの出世作『若きウェルテルの悩み』の舞台となったのが、歴史的な旧市街の美しい木組み建築が残るヴェッツラー。父の希望でこの地へ法律研修に訪れたゲーテは、叶わぬ恋をして『若きウェルテルの悩み』を書いたといわれている。愛する人の思い出の場所ロッテハウス博物館を訪れ、好んで歩いたとされる8kmの小径ゲーテ・ハイキングトレイルを歩けば、熱い恋の炎に火傷しそう。写真愛好家にとっても憧れの場所で、ライカ社の体験ワールドもある。

ゲーテのバロック世界へタイムスリップ
フルダ Fulda

©Deutsche Zentrale fur Tourismus e.V. 豊かな自然の中に建ち並ぶ18世紀のバロック建築群が美しいフルダ

© Bildarchiv Monheim GmbH/Deutsche Zentrale fur Tourismus e.V.
豊かな自然の中に建ち並ぶ18世紀のバロック建築群が美しいフルダ

 フランクフルトからワイマールへの途上、友人に会うために泊まったゲーテがいたく気に入ったというフルダ。その歴史はベネディクト会修道院が建てられた744年にまでさかのぼる。大聖堂、宮殿、オランジェリー、宮廷庭園、貴族の館など18世紀の領主司教が好んだ絢爛豪華なバロック建築群がそのまま残るエレガントな18世紀の世界そのものだ。美食家だったというゲーテの特別メニューが味わえるロマンチックホテルもある。

ドイツが誇る名城の街は「超すばらしい」
アイゼナッハ Eisenach

©Deutsche Zentrale fur Tourismus e.V. 異世界へと誘う、ライトアップされたヴァルトブルク城

© Foto-Design Ernst Wrba,/Deutsche Zentrale fur Tourismus e.V.
異世界へと誘う、ライトアップされたヴァルトブルク城

 山上の霧に浮かぶ世界遺産の古城ヴァルトブルク城を中心に旅人をロマンに誘う街――。ゲーテが恋人に向けて「このあたりは大変すばらしい」と手紙に記した街の美しさは、今も何も変わってない。バッハが生まれ、ルターが学んだ地としても知られ、その奇跡が残る博物館を見学するのも楽しみだ。旧東ドイツのアイゼナッハは当時の高級車ヴァルトブルクが生産されており、街の自動車博物案でその車の歴史を見ることもできる。

ゲーテとナポレオンが出会った中世の城下町
エアフルト Erfurt

©Deutsche Zentrale fur Tourismus e.V. お土産屋さんやカフェが連なるクレーマー橋はテーマパーク気分

© Neumann, Barbara/Deutsche Zentrale fur Tourismus e.V.
お土産屋さんやカフェが連なるクレーマー橋はテーマパーク気分

 中世から潤った城下町エアフルトは、美しい鐘の音の尖塔を空に突き上げている大聖堂、おもちゃのように愛らしい木組みの家々が街にあふれ、そぞろ歩きするだけで楽しい。橋の上に商店や家が並ぶ名所クレーマー橋は、中世の趣たっぷりの小テーマパーク。交通の要だったことから様々な歴史上人物も訪れ、ゲーテがナポレオンに謁見したのもここ。ゲーテは大聖堂広場でよくワインを買い、エアフルトで採れるクレソンが大好きだったそう。

多くの芸術家が愛した古典主義の文化都市
ワイマール Weimar

©Weimar GmbH フラウエンプラン広場のゲーテハウス。ゲーテの日常に思いをはせて

©Weimar GmbH
フラウエンプラン広場のゲーテハウス。ゲーテの日常に思いをはせて

 中世の芸術家たちに出会えるゲーテ街道のハイライトがワイマール。ナショナル劇場の前に建つゲーテと詩人シラーが手を携えている銅像は、この街が持つ精神を表している。その足でシラーの家を見学した後は、ゲーテが1782年から死ぬまで住んだゲーテの家へ。居間、仕事部屋など当時のまま保存されている家は、彼の美学にあふれている。ゲーテの山荘やぎっしり詰まった音楽や最新アートのフェスティバルも訪れてみたい。

心の平穏が得られる光の街
イエナ Iena

©Jena Tourismus イエナ大学にあるイエナタワーからは市内の展望が抜群

©Jena Tourismus
イエナ大学にあるイエナタワーからは市内の展望が抜群

 緑多き大学都市イエナは、科学、文化、自然、ライフスタイルが調和している街。ゲーテも詩作のために心の平穏がほしいときはいつもイエナを訪れていたそう。初対面が最悪だったゲーテとシラーが再会し、友情が芽吹いたのもこの街。シラーの支えがなければ『ファウスト』は生まれなかったという。大学の高層ビルから市内を一望したら、世界最古のプラネタリウムと光学博物館へ。レンズのツァイス社の故郷で、光の街とも言われている。

大学の街でコーヒーハウス文化を満喫
ライプツィヒ Leipzig

©Deutsche Zentrale fur Tourismus e.V. 『ファウスト』の舞台にもなった地下酒場アウアーバッハ・ケラー

©Christof Herdt/Deutsche Zentrale fur Tourismus e.V.
『ファウスト』の舞台にもなった地下酒場アウアーバッハ・ケラー

 ゲーテが16歳で入学したのがライプツィヒ大学。ローマ時代から交易路の交差点として栄えた、時代ごとに文学、音楽、美術と様々な文化が花開いたこの街では新旧のクリエイティブ体験がもりだくさん。1695年にはコーヒーハウス文化も始まり、『ファウスト』で有名になった「カフェ・バーム」をはじめゲーテやワーグナーが通った名店もある。時間があれば、ピラミッドのような巨大な石の殿堂、ライプツィヒ戦い記念碑にも足を伸ばしたい。

途方もない宝に満ちている風格の古都
ドレスデン Dresden

©Deutsche Zentrale fur Tourismus e.V. エルベ川沿いのライトアップされた旧市街は絵画のよう

© Scherf, Dietmar/Deutsche Zentrale fur Tourismus e.V.
エルベ川沿いのライトアップされた旧市街は絵画のよう

 エルベ川のほとり、ヨーロッパだけでなく東洋からも集められた芸術品、バロック様式の歴史的建造物が築かれたドレスデンを訪れたゲーテは、「この美しい街にある途方もないあらゆる種類の宝」と書きつけたという。バロックの古都はクリスマスマーケットの美しさ、美食でも有名。ドレスデンを訪れたら、レーズン入りのソースで甘味がある牛肉の蒸し焼きザウアーブラーテン、名物チーズケーキのアイアシェッケをぜひお試しあれ。

ドイツ旅行キャンペーン

提供:ドイツ観光局