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[PR]コロナ禍でも「社員・顧客の安全」と「事業継続」を実現した企業の取り組み

文/武田 洋子 撮影/簗田 郁子 企画・制作/AERA dot.AD セクション
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山本 俊之<br>ロイヤルカナン ジャポン 社長

山本 俊之
ロイヤルカナン ジャポン 社長

予測不能なコロナ禍で日本中の企業が対応に追われる中、かねて危機管理が進んでいたロイヤルカナンジャポン社では、緊急事態宣言の下で社員・顧客の安全を守りながら通常通りの事業を継続している。なぜ、それが可能だったのか。企業理念に則した三つの優先事項と具体的な取り組み、またアフターコロナの世界観を、山本俊之社長に聞いた。

●三つの優先事項を確立、速やかにリモートワークへ移行

 ロイヤルカナンは1968年、フランスで創業された。創業者である獣医師ジャン・カタリー博士は、ヒポクラテスの「汝の食事を薬とせよ」という格言を人生の教訓にしていたという。現在、「犬と猫の真の健康」のために、栄養学に基づいて開発した療法食とフードを世界100カ国以上に提供する同社のDNAには、博士のビジョンが脈々と受け継がれているのだ。

 世界がコロナ禍に見舞われた今年、多くの日本企業が緊急事態宣言を受けて対応に追われた。しかしロイヤルカナン ジャポンの打つ手は迅速だった。例えば国内の大規模イベントの中止が相次いで発表されていた2月17日には、社員に対して在宅勤務推奨のアナウンスを行い、政府の基本方針が発表された同25日に社内の危機管理チームを発動、一部の業務を残してすべて在宅勤務に切り替えている。山本俊之社長は、社長就任後まもなく発生した東日本大震災の経験から、新型コロナウイルス感染症拡大対策の重要性を早くから意識していたという。

「ロイヤルカナングループとして『社員の健康と安全を確保する』『社会全体の感染拡大防止に貢献する模範的な行動をとる』『犬と猫の健康と福祉、および顧客の利益のために事業を継続する』という三つの優先事項を確立し、全社で意識・姿勢を共有しながら危機管理にあたっています」

「社員の健康と安全を確保する」「社会全体の感染拡大防止に貢献する模範的な行動をとる」ため、一部社員を除いて基本的に在宅勤務へと切り替えた際には、ストレスなく業務を行えるよう、きめ細かい配慮をしている。
創業者である獣医師ジャン・カタリー博士は、皮膚病を繰り返すジャーマン・シェパードのために、栄養学による治癒を目指した。それがロイヤルカナンの始まりだ

創業者である獣医師ジャン・カタリー博士は、皮膚病を繰り返すジャーマン・シェパードのために、栄養学による治癒を目指した。それがロイヤルカナンの始まりだ

「PCは以前からほぼ全員に支給していますが、自宅以外の選択肢がない状態は想定していなかったので、デスクなど仕事環境を整える費用、子どもの休校に伴う想定外の育児費用やペット費用を追加で補助しました。
 テレビ会議ツールも、在宅勤務には欠かせません。グローバル企業ですから海外との会議では使っているものの、使いこなしている社員は一定数にとどまっています。そこで、オンラインやメールでのレクチャーを充実させ、不具合の最小化を図りました。
 さらに、外出自粛が長期化することを考え、社員とご家族のメンタルケアサポートとして専門家の窓口を用意しています。在宅勤務になってから3カ月、オンラインリテラシーも含め、皆それぞれに慣れてきている印象です」

 在宅勤務の問題としてよく聞かれるのが、一人で仕事をする孤独感だ。同社では2週間に1度、オンラインで全社ミーティングを始めた。この場では、工場の稼働状況やビジネスの進展、社員へのサポート体制など双方向に情報が共有される。さらに山本社長は、他に選択肢のない在宅勤務がいつまで続くのか、オフィス再開にはどんな基準を設けて進めていくのか、会社の方針と今後のロードマップを明確にして発信し続けている。出口までの道筋が見えている――それが社員にとってどれほど心強いことなのか、想像に難くない。

「以前から毎月、対面とオンラインを組み合わせて全社ミーティングをしていたのですが、在宅勤務中は、営業担当の社員もフル参加できる分、全体的に参加率がいいですね。終了後は毎回アンケートを取り、要望などを吸い上げて内容を改善しています」

 アンケートは毎回、満足度が99%以上と高い。「安心する」という感想が多いのは、離れていても仲間の存在を感じられるからだろう。この一体感こそが、まだしばらくは続く在宅勤務で各々がいかに生産性を上げていくか、自律的に考えるマインドセットにつながっている。
山本 俊之<br>神戸大学経済学部を卒業後、P&G、ウォルト・ディズニー・ジャパン、日本コカ・コーラにおいて、マーケティングを中心に、セールス、サプライチェーン、財務を含めた数々のブランド経営に携わる。2008年にロイヤルカナン ジャポンの社長に就任。以来、独自の製品および流通・販売戦略で同社のビジネスの拡大を牽引すると共に、企業成長を後押しするため、社員のエンゲージメント向上に努める。オフは庭いじりやバスケットでリフレッシュ。愛猫の猫種はソマリ

山本 俊之
神戸大学経済学部を卒業後、P&G、ウォルト・ディズニー・ジャパン、日本コカ・コーラにおいて、マーケティングを中心に、セールス、サプライチェーン、財務を含めた数々のブランド経営に携わる。2008年にロイヤルカナン ジャポンの社長に就任。以来、独自の製品および流通・販売戦略で同社のビジネスの拡大を牽引すると共に、企業成長を後押しするため、社員のエンゲージメント向上に努める。オフは庭いじりやバスケットでリフレッシュ。愛猫の猫種はソマリ

●100%の供給を維持、社員の健康・安全と顧客の利益を両立

 社員の健康・安全を守りつつ、「犬と猫の健康と福祉、および顧客の利益のために事業を継続する」もまた、同社の優先事項のひとつだ。そのため、どうしても在宅勤務ができない部門の社員がいた。顧客からの問い合わせや栄養相談を受けるコールセンター業務と、製造に携わる工場勤務の人々だ。

 コールセンターについては、システム面での制限や資料の必要性から出社せざるを得ないことが以前から課題になっていた。当初は時差出勤や入退室の衛生管理を徹底して感染予防に努めながら出社していたが、4月上旬には受電業務を休止し、在宅でのメール対応に移行する。その間に在宅コールシステムの導入を急ピッチで進め、通常数カ月かかるところを約2週間で実装、4月下旬には通常の受電対応を再開させた。まさに社員の健康と安全を守りながら、顧客の利益も損なうことなく事業を継続したのだ。

 それでも製造部門だけは、工場に行かないわけにいかない。

「人間の食料と同じく犬と猫の命をつなぐ生活必需品ですから、供給は止められません。フードを扱うのでもともと衛生管理は厳しいのですが、さらに車やバイクなど公共交通機関を使わない通勤への移行、時差出勤、時短勤務、シフトの調整、検温・問診などで感染拡大防止に努めてきました。長時間の通勤者にはホテル宿泊の対策も行っています。でも何より、事業継続の要となる製造部門に対し、社内から寄せられる感謝と励ましのメッセージが力になっているようです」

 海外の工場でも同様に、使命感を持って事業継続が図られた。グループ各国のリーダーは密に連携を取って足並みをそろえ、三つの優先事項に則った姿勢を貫いている。

「ロイヤルカナンのフードは世界中から原料を調達しています。つまり、生産を維持するのが非常に難しい製品だといえるのです。しかし欧州や北米をコロナが席巻した時期も、世界に16ある工場は稼働を止めませんでした。我々が100%の生産を維持できているのは、国内での取り組みに加え、グローバルレベルでのサプライチェーンマネジメントがうまく機能しているおかげでもあるのです」

 今回、山本社長が最も歯がゆく感じたのは、営業活動やイベントの自粛だった。最前線でリスクを負いながら働く獣医師・動物看護師をはじめ、ペットショップオーナーやブリーダーなどの顧客の皆さまと共に活動できない。活動することでむしろ顧客の皆さまにご迷惑をかけるかもしれない。そこで訪問以外でできることを早期の段階から模索し、実行に移した。例えば、オンライン会議や一斉配信などのチャネルを使い、顧客が必要とする情報や資料を継続して提供している。また、春に開催予定だった同社最大となる獣医師向けシンポジウムを急きょオンライン化し、最終的には2千人近い参加者に、オンサイトと遜色ない情報を提供できたという。
犬や猫の品種、年齢、サイズ、健康状態など個々の特性に合わせ、きめ細かに栄養バランスを設計。日本国内では、200種類以上の療法食およびフードを提供。毛艶や目の輝きなどを含めた「真の健康」の実現を助ける

犬や猫の品種、年齢、サイズ、健康状態など個々の特性に合わせ、きめ細かに栄養バランスを設計。日本国内では、200種類以上の療法食およびフードを提供。毛艶や目の輝きなどを含めた「真の健康」の実現を助ける

●アフターコロナ、時代の変化を強みにする

 わずか数カ月でデジタル化が一気に進むなど、日本の働き方は変化した。山本社長は、事態が収束した後、企業は三つのグループに分かれると予測する。

「なんとか以前と同じ状態に戻ろうとする組織、制限を感じながら立ち止まる組織、そして変化を強みにする組織です。もちろん、我々が目指すのは最後のグループです。
 緊急事態宣言前後で、オンライン体験は大きく変わりました。栄養学の知見も、リアルで集まる以上に多くの人と共有できることを実感しています。また、今後はインターネットで買い物をする人がさらに増えると考えられますが、私たちのお客さまであるペットショップや動物病院の皆さまがこの流れに対応できるよう、サポートしていくつもりです。
 一方で、子犬・子猫の販売が増えるなど、“リアルの価値”が改めて評価されています。人々が実体験を求めているのですね。ですから、私たちがこれまでに培ってきた強みを生かし、実店舗や動物病院の皆さまの価値を一層感じてもらえるようなサポートも展開していくつもりです。
 今後も犬と猫、顧客やペットオーナーの皆さまのために、いかなる環境においても必要とされるサービスを提供できるよう、さらなる努力を続けていきます」

 コロナ禍は、環境の変化に強い会社を明らかにした。ロイヤルカナン ジャポンの強さは、社員・顧客・社会との確かなつながりにある。それを糧に、犬と猫に真の健康をもたらし、ペットと人のより良い共存を実現していく。

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■ロイヤルカナン ジャポンについて

ロイヤルカナン ジャポンは、フランスのロイヤルカナン社の日本法人として1991年設立。栄養学に基づいた犬と猫の療法食とプレミアムペットフード「Royal Canin(ロイヤルカナン)」と、愛犬の健康とアクティブな毎日をサポートするプレミアムペットフード「Eukanuba(ユーカヌバ)」の二つのブランドを展開する。


提供:ロイヤルカナン ジャポン

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