[PR]東京ミッドタウン発・アート×テクノロジーで未来を想像する学校祭 |AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

[PR]東京ミッドタウン発・アート×テクノロジーで未来を想像する学校祭

文/小林由佳 写真/松崎浩之(INTO THE LIGHT)企画・制作/AERA dot.AD セクション
このエントリーをはてなブックマークに追加
Louis-Philippe Rondeau「LIMINAL」

Louis-Philippe Rondeau「LIMINAL」

 2月20日(木)から5日間、東京ミッドタウンにて「未来の学校祭」が開催される。このイベントは、国際的クリエイティブ機関・アルスエレクトロニカと東京ミッドタウンの協働プロジェクトだ。国内外のアーティストや、先端的な研究を行う企業や大学の取り組みが、東京ミッドタウン館内随所で展開される。その魅力を、東京ミッドタウンマネジメントの酒井恭佑さんと藤谷菜未さんに聞いた。
東京ミッドタウンマネジメント株式会社 未来の学校祭プロデューサー 酒井恭佑さん(左)/藤谷菜未さん(右)

東京ミッドタウンマネジメント株式会社 未来の学校祭プロデューサー 酒井恭佑さん(左)/藤谷菜未さん(右)

●観覧だけでなく、「問い」を持ち帰るアートフェスティバル

 アルスエレクトロニカ(以下、アルス)は、オーストリアのリンツ市を拠点に40年にわたり「先端テクノロジーがもたらす新しい創造性と社会の未来像」を提案しつづけている世界的クリエイティブ機関。リンツ市で毎年行われる「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」は、“世界最高峰”と称させるほどのメディアアートの祭典として、毎年10万人強が世界中から来場する。そのアルスエレクトロニカと東京ミッドタウンが協働する「未来の学校祭」は、今年で開催2回目。「デザインやアートを通じて、学校では教えてくれない未来のことを考える新しい場」がコンセプトだ。「アートフェスティバルは日本国内でも数多く開催されていますが、「未来の学校祭」には、“問い”はあっても“解”はない。作品からの問いかけを来場者がキャッチしてそれを持ち帰るという点が特長です」と酒井さんは言う。
昨年の様子

昨年の様子

●世相を映す、今年のテーマ

「昨年も来街者12万人と盛況でしたが、今回は出展者数も前回を大幅に上回り、新たな取り組みも実施されます。テーマは“脱皮”。2019年のアルスエレクトロニカ・フェスティバルのテーマ“Out of the Box”から着想しました。“脱皮”とは、社会構造やビジネススキームなど、従来のフレームからの脱却。成熟した日本社会で、今、我々はこれまでの形を壊していかないと未来はないという提言です」(酒井さん)

「脱皮」という今回のテーマを聞いて、“やっぱりそうか”と反応した出展企業が印象的だったと藤谷さん。経済発展の停滞や後期高齢化で疲弊する今の日本で、未来を見据えた変革の必要性を意識する企業は少なくない。「今の成熟しきったこの国で、自分たちの環境からどうやって新しいものを生み出すかを考えなければならないタイミングで、良い課題をもらったという声が多かったです」。

●先端技術の披露だけではない、新しい分野への挑戦

 たとえば、株式会社 東芝のプロトタイプ「WaiNari」は、"おいしいねからの脱皮"をテーマにしている。長野県塩尻市協力の元、銀座NAGANOソムリエ花岡純也氏と共に、ワインを飲んだ時に感じる美味しさ(香りや味覚)を視覚化。自分とソムリエの表現がどう異なるのか知ることで、美味しさに関する感性や表現を高めることが出来る。塩尻市の丸嘉小坂漆器店とコラボによる漆を使ったワイングラスデザインもみどころ。
東芝「WaiNari(ワイナリ)」

東芝「WaiNari(ワイナリ)」

「ポーラ ボイス メークアップ スフィアーズ」は、株式会社 ポーラが制作した声に着目したサウンド・インスタレーションだ。“既存の自己認識からの脱皮”をテーマに、収録された体験者の声の個性に合わせて、美しい音が生成される。日本人の多くが抱くという、自分の声に対するコンプレックスに着目したこの取り組みは、今まで決めつけていた価値観から脱するきっかけになる。「企業が、自由な発想でアート作品やプロトタイプを生み出すのは今の時代ならでは。そしてプロトタイプにふれたり、体験できることも未来の学校祭ならではだと思います」(藤谷さん)。
ポーラ「POLA Voice makeup spheres」

ポーラ「POLA Voice makeup spheres」

 ヤマハ株式会社は、世界的ピアニストである故グレン・グールドのタッチやテンポを、自動演奏機能付きピアノで演奏出来るAIシステムを披露する。これは昨年9月に開催されたアルスエレクトロニカ・フェスティバルでも好評を得たという。今回の取り組みを通じて、現代のテクノロジーであるAIと人間が互いに刺激し合い、共創する新しい音楽表現のあり方を提示する。


ヤマハ「Dear Glenn, Yamaha A.I, Project」


 深海の生き物がパレードを繰り広げる「ぶくぶくカーニバル」は、ワークショップで子どもたちが作ったお面をARアプリに読み込ませると、お面から海洋生物がとびだし、変化を楽しむことができる。
ARのアプリケーションを開発するアーティスト・ギヨミットと、レ・プラスティシアン・ヴォランのコラボレーションによる「ぶくぶくカーニバル」

ARのアプリケーションを開発するアーティスト・ギヨミットと、レ・プラスティシアン・ヴォランのコラボレーションによる「ぶくぶくカーニバル」

 スリットスキャンという映像技法を用いた「LIMINAL(リミナル)」は、光の輝くゲートを通ると、歪んだり伸びたりする自分の体が映し出される。「過去の自分からの脱皮」をテーマにしたこの作品は、“現在は容赦なく過去に置き換えられていくもの”だというアーティストのメッセージを視覚的に感じられる。
Louis-Philippe Rondeau「LIMINAL」

Louis-Philippe Rondeau「LIMINAL」

●出展者と来場者の会話から、新たな創造が生まれる

 展示スペースを美術館のような「箱」に収めないというのも、今回のテーマ「脱皮」に則している。館内に点在する展示やエキシビション会場は、ショッピングの途中でも楽しめる。「ガイドツアーも用意していますが、作品の近くに企業の方やアーティストがいることも多いので、これ何?と思ったら、気軽に声をかけてみて欲しいです。日本人は、特にアート作品に関しての質問を敬遠する人が多いですが、その感覚も“既存のフレーム”。アルスエレクトロニカ・フェスティバルの会場では、作品の作者に対して、これはどういう作品なんだとか自分だったらこうするとか、積極的に話す来場者が多いと聞いています」(酒井さん)。

「アルスエレクトロニカ・フェスティバルに出展したアーティストに聞くと、日本人は“これはどういうテクノロジーで作っているのか”という質問が多いけれど、ヨーロッパでは作品のコンセプトや、なぜこれを作ったのかなどと質問されるそうです。そこから新たなアイデアが浮かぶこともある。共に未来を迎える者同士自由にコミュニケーションで楽しんで、会場が賑やかになって欲しい。」と言う。(藤谷さん)

●メディアアートを自由に体験する

「東京ミッドタウンは開業以来“デザイン・アートの街”として『デザインタッチ』や『未来の学校祭』など、デザインやアートを身近にふれていただけるイベントを多数開催し、たくさんの方にお楽しみいただいています」と藤谷さん。今回の会場でも子供が参加できるワークショップや、老若男女問わず自由に体験できる作品も多い。

「Alter Ego(アルター エゴ)Version Ⅱ」は、特別な鏡の前に立つと、そこに他人が映り込んできたり、自分自身が映らなかったりする。「自分という認識からの脱皮」を問いかけるこの作品は、自分自身に対する混乱、自己喪失、他者への共感など、様々な感情を体験できる。
Moritz Wehrmann「Alter Ego Version Ⅱ」(c)vog.photo

Moritz Wehrmann「Alter Ego Version Ⅱ」(c)vog.photo

「アートの文脈、とくにメディアアートの文脈は難しいと思われる方が多いと思います。でもその作品の意図を理解できると、自分なら未来への脱皮をどう捉えるか、どうやって今のフレームを外していくかと考えることが始まる、そこがこの学校祭の面白さです。さらにリミナルのような作品は、誰かが体験する様子を見ていると自分もやってみたくなる。“あなたはこうしたけれど、こんなのどうかしら?”というように、この作品を通じて会話をせずともコミュニケーションが生まれます」(酒井さん)。

 博報堂アイ・スタジオによるワークショップ「未来のアイコンを作ろう」のテーマは、「左脳からの脱皮」。50年後、100年後の社会に必要となる標識やマークの作成は親子で参加できる。未来の移動手段はどうなっているのか、そのために必要になるものは何かという、個々人で異なる「未来」の設定が面白い。プロのインターフェースデザイナーを講師に、普段と違った発想方法で未来を思い描くことができる。

●次世代が考える“脱皮”を見るキャンパス展

 今年新たに登場したのは「キャンパス展」というカテゴリ。これには多摩美術大学や武蔵野美術大学、そして慶應義塾大学SFCや筑波大学、リンツ芸術デザイン大学が参加している。今の若い世代が考える未来に必要なものを、“脱皮”というテーマに基づいて表現した作品が展示される。「自分の創造に来場者からのフィードバックを得られることは学生の糧になりますが、それだけでなく、学生作品をアルスのメンバーが講評する公開講評会も開催します。最先端のクリエイティビティを持つ人の視点を知ることは、学生に限らず興味深いのではないでしょうか」(藤谷さん)。

 クリエイティビティ(創造性)は、東京ミッドタウンの“街づくり”において重要なワードだという。東京ミッドタウンをはじめ、近年の六本木エリアは都心の“アート発信源”として地盤を固めつつある。サントリー美術館、新国立美術館や森美術館などその礎となる施設だけでなく、様々なギャラリーもオープンしている。毎年規模を拡大している「未来の学校祭」は、今後も最先端メディアアートの発信で六本木の大きな動力になりそうだ。


「未来の学校祭 “脱皮 / Dappi ―既成概念からの脱出―”」
【期間】 2月20日(木)~2月24日(月・振休) 11:00~21:00
【場所】 東京ミッドタウン各所

詳しくはこちら

提供: 東京ミッドタウン

トップにもどる

このエントリーをはてなブックマークに追加