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[PR]アートプロジェクトを支えて、日々を面白くする「気づき」を創る

取材・文/甲嶋じゅん子 企画・制作/AERA dot. ADセクション
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嘉原 妙(よしはら・たえ)<br>
アーツカウンシル東京(公益財団法人 東京都歴史文化財団) プログラムオフィサー<br>
1985年兵庫県生まれ。京都造形芸術大学卒業。大阪市立大学大学院創造都市研究科(都市政策学)修士課程修了。企業メセナ協議会インターンやアートプロジェクトの企画運営を経験し、NPO法人BEPPU PROJECTで地域をフィールドにさまざまなアートプロジェクトに携わる。2015年より現職。「東京アートポイント計画」、人材育成事業「Tokyo Art Research Lab」、「Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)」などを担当。

嘉原 妙(よしはら・たえ)
アーツカウンシル東京(公益財団法人 東京都歴史文化財団) プログラムオフィサー
1985年兵庫県生まれ。京都造形芸術大学卒業。大阪市立大学大学院創造都市研究科(都市政策学)修士課程修了。企業メセナ協議会インターンやアートプロジェクトの企画運営を経験し、NPO法人BEPPU PROJECTで地域をフィールドにさまざまなアートプロジェクトに携わる。2015年より現職。「東京アートポイント計画」、人材育成事業「Tokyo Art Research Lab」、「Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)」などを担当。

 アートに関連したさまざまな催しの背景には、実現までの過程を支える多くのプロフェッショナルの存在がある。アーツカウンシル東京のプログラムオフィサーである嘉原妙さんも、そんなプロのひとりだ。その仕事の醍醐味は、アートプロジェクトが日常にもたらす可能性ともリンクする。

 プログラムオフィサーとは、研究機関やシンクタンク、財団などにおいて、研究や助成プログラムの企画立案、運営管理などを行う人。だがアーツカウンシル東京では、もうひとつの役割を持つプログラムオフィサーが存在する。行政とNPOの中間でそれぞれの意向を聞き、プロジェクトを円滑に進めるための調整役を担い、NPOが設定した目標に向けて成果を上げられるようにするアートマネジメントの専門家がそれだ。

 嘉原さんの役割は後者。アーツカウンシル東京の事業のひとつである「東京アートポイント計画」で、プロジェクトをNPOやアーティストと一緒に駆け抜ける伴走者として活躍している。

 嘉原さんがアートに強くひかれたのは、高校で学んだ美術史がきっかけだった。美術作品には作家個人の心象だけでなく、当時の時代背景も一緒に描き込まれている。であれば、「いまのアーティストの作品を見れば、自分がいまいる社会と接続でき、社会について知ることができるかもしれない」と好奇心が湧いた。美大でアートマネジメントという仕事を知り、その道のプロと一緒に現場を経験して、どんどんのめり込んだ。

 その後NPO法人BEPPU PROJECTに所属。ひとりのアーティストの構想が、別府での国際芸術祭を実現させ、さらに地域をフィールドにしたさまざまなアートプロジェクトへと展開する過程を、組織の中核として体験する。そうしたNPOの活動が評価され、行政から依頼された「国東半島芸術祭」事業では、美術・パフォーマンスの作品制作・進行管理や、地元企業や市民と協働したツアープログラムの開発などを担当した。作家と市民の両者に寄り添い、アートプロジェクトのただ中で運営に携わること約5年。アーティストの頭の中にあったイメージが立ち現れる様を目撃し、大きな充実感を得た一方で、不安定な活動資金をベースとするアートNPOの経営の厳しさも痛感したという。その経験から、NPOが息長く、活き活きと活動できる環境づくりを行う「東京アートポイント計画」の仕組みが、嘉原さんを現職へと向かわせた。

「東京アートポイント計画」の場合、公募でNPOが選ばれると、プロジェクトごとにプログラムオフィサーが選任され、事業計画、予算計画、活動計画などを共につくり上げる。現場で課題が発生すると、情報や手法、ネットワークを提供してあの手この手でサポートする。なかで最も大事なのはコンセプトを練り上げること。

「なぜこのプロジェクトを行うのかという活動の根っこの部分を、対話しながらとことん鍛え上げていきます」

 そうすることでチームのブレない基盤が整備され、プロジェクトを継続する上で重要な人材や土壌が育っていくのだ。長い時間を現場と共にし、これまで「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」「TERATOTERA」「東京ステイ」「YATO」「Betweens Passport Initiative」などのプロジェクトに伴走してきた。
大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住 2018 西新井」撮影:冨田了平

大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住 2018 西新井」撮影:冨田了平

「TERATOTERA祭り2017 Neo-political  ~わたしたちのまつりごと」Photo:Takafumi Sakanaka

「TERATOTERA祭り2017 Neo-political ~わたしたちのまつりごと」Photo:Takafumi Sakanaka

東京ステイ/レクチャー&ディスカッションvol.2「東京民俗学」

東京ステイ/レクチャー&ディスカッションvol.2「東京民俗学」

500年のcommonを考えるプロジェクト「YATO」/「YATOの縁日」

500年のcommonを考えるプロジェクト「YATO」/「YATOの縁日」

 街のあちこちで、なぜアートプロジェクトが必要なのだろう。

「アートとは“気づき”だと思うのです。自分が正しいと思っていたものが“何か”によって揺さぶられ、これまでの常識や世界の見方が広がって、価値観が変化していく。それはアートが生まれるプロセスに近く、その意味で、一人ひとりのなかにもアートの要素はあると言えます。日々の暮らしのなかで、その人のリズム、その人の距離感で“何か”に出会い、“気づき”が生まれる環境をもっとつくり出すために、身近なアートプロジェクトが有効だと思っているのです」

 アートは正解がひとつではない。そこが魅力であり難しさとも言える。

「受け止め方の差異を確認し、自分の中の揺れや不安さえ面白がれること、それを言葉にして誰かと共有できること。そんなコミュニケーションが生まれる入口に、アートがあります。形になっていなかったものが現われ、関わった人々や街が変化していく現場に立ち合えることが、この仕事の醍醐味ですね」 

 変化とは、今より先へ更新されていることだ。「課題が見つかることは素敵なことだし、それと格闘することがやりがい」と嘉原さんは明るい。アートの多面的な可能性は、プログラムオフィサーという仕事の喜びとも重なっている。

■今回の記事内で紹介した「東京アートポイント計画」の新規共催団体の募集を受け付けております。詳細については以下URLよりご確認ください。
https://tokyoartpoint.jp

<問い合わせ先>
公益財団法人東京都歴史文化財団
アーツカウンシル東京 事業推進室事業調整課
TEL/03-6256-8435(平日10:00~18:00)
E-mail:info-ap@artscouncil-tokyo.jp

提供:アーツカウンシル東京

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