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[PR]国民の健康を担う歯科医療 最前線~日本私立歯科大学協会 第9回歯科プレスセミナー

取材・文/佐藤淳子 企画・制作/AERA dot. ADセクション
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■時代とともに変化する歯科医療の役割

「歯学」は「私学」から始まったと言われる。日本の歯学教育は、1906(明治39)年の旧歯科医師法制定とともにスタートしたが、ときの明治政府は「歯科は富国強兵には関わらない」として、国立大学に歯学部を設置しなかった。そのため歯学は一般医学と異なり、私学が牽引するかたちで進歩を遂げてきたのである。

 1976年に設立された一般社団法人日本私立歯科大学協会には、現在、日本の私立歯科大学・歯学部15大学17学部すべてが加盟しているが、全国10万人に上る歯科医師のうち、約75%がこれら私学の学部から輩出している※。

 同協会では、設立以来、歯科医療や歯科医学教育、研究などについての情報を広く国民に向けて発信してきた。2018年10月23日、東京都千代田区で開催された「第9回歯科プレスセミナー」もその一環である。

「かつて歯科医療と言えば虫歯の治療が中心でしたが、高齢化社会の進展ととともに歯周病治療、さらには訪問歯科診療へとその範囲は拡大しています。高齢となっても自分の歯を多く残している人は長寿を享受している。歯科医師に求められる役割は今後ますます増えていくでしょう。一方、かつて過剰ともいわれていた歯科医師の数は、廃業する高齢医師の増加によって減少傾向にあり、将来、歯科医師不足が懸念されています」

 同協会会長で岩手医科大学副学長・歯学部長の三浦廣行氏は、セミナー冒頭、歯科医師を取り巻く現状をこう述べ、協会加盟の17学部で優秀な歯科医師の養成に努めていくことを強調した。

※出典:平成22年度厚生労働科学研究(地域医療基盤開発推進研究事業)「歯科疾患等の需要予測および患者等の需要に基づく適正な歯科医師数に関する研究」から

一般社団法人 日本私立歯科大学協会 三浦廣行会長

一般社団法人 日本私立歯科大学協会 三浦廣行会長

 9回目となる今回のセミナーでは、「急発展を遂げる、歯科医療が見据える国民健康の最前線」というテーマのもと、歯に原因がないにもかかわらず歯に痛みがあると感じる「非歯原性歯痛」と、需要の高まる「高齢者歯科」という二つの興味深い題目について、それぞれの専門家が講演を行った。

日本大学松戸歯学部 口腔健康科学講座 顎口腔機能治療学分野 小見山道教授

日本大学松戸歯学部 口腔健康科学講座 顎口腔機能治療学分野 小見山道教授

■原因不明の歯痛に歯科中心の連携チームで対応

 最初に登壇した日本大学松戸歯学部口腔健康科学講座(顎口腔機能治療学分野)の小見山道教授はまず、歯以外を原因とする「非歯原性歯痛」とメカニズムをわかりやすく解説。小見山教授によれば、痛みの原因箇所から末梢神経や脊髄を通り、大脳に信号が伝わる過程で、いわば神経の混線が起き、脳が勘違いして別の場所で痛みが起こることがあるという。かき氷を食べた際、刺激を受けた咽頭神経が発した信号を後頭部やこめかみの痛みと誤認する「アイスクリーム頭痛」もこの仕組みだ。

 非歯原性歯痛には、①筋・筋膜性(咀嚼筋など) ②神経障害性(三叉神経痛など) ③神経血管性(片頭痛など) ④上顎洞性 ⑤心臓性(狭心症など) ⑥精神疾患性(鬱など) ⑦特発性 ⑧その他の疾患によるもの(がんなど)の8種類に分かれるが、たとえば③の中には、奥歯から顔面をアイスピックで突かれるような激しい痛みを感じる症例もあるといい、患者にとっては非常に深刻な事態になりうる。

「かつては、痛みの原因がわからず、患者が病院の各科を転々とする不幸な事例が散見されましたが、近年は、顔面の構造や機能について専門知識を有する歯科医師が中心となって口腔顔面痛外来を開設、痛みに対応する病院が増えてきています」

 日本大学松戸歯学部付属病院の「口・顔・頭の痛み」の外来で責任者を務める小見山教授はこう語り、医科歯科連携、多職種連携によるチーム医療が進んでいる現状と、その重要性を説いた。

大阪歯科大学 高齢者歯科学講座 髙橋一也教授

大阪歯科大学 高齢者歯科学講座 髙橋一也教授

■超高齢社会の歯科医師に求められる地域包括ケアへの参加と在宅医療

 続いて、大阪歯科大学高齢者歯科学講座の髙橋一也教授が、超高齢社会における歯科医療の変化と歯科医学教育の最前線について講演した。

 超高齢社会のさらに先にある「超超高齢社会」に近づきつつある日本では、病院数が頭打ちとなり、在宅療養と地域包括ケアシステムの構築が進められているが、こうしたなか、歯科医師に求められる役割も大きく変わろうとしている。

「歯科の世界では高齢者歯科や訪問歯科などの重要性が高まりつつあり、歯科医師の仕事も、胃や腸と同じ消化器としての口腔を守ることへとシフトしています。口の健康と全身疾患の間に強い関連性があることも明らかになっており、口のフレイル(衰え)に対する対応、つまり口の機能訓練なども歯科医の重要な役割となってきています」

 髙橋教授はこう現状を述べ、変わりつつある歯科教育にも言及した。文部科学省では2016年度、歯学生の卒業時の到達目標を示す「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」を6年ぶりに改訂、これにより、地域包括ケアやチーム医療などに対応できる人材の養成を目指した内容に更新されている。髙橋教授は、口腔リハビリテーション実習や訪問歯科診療など、自身の在籍する大阪歯科大学での取り組みを例に、全国の歯科大学・歯学部すべてにおいて高齢者歯科に関する講義が行われている実態を紹介した。

 最後に「今後は、地域で行われている多職種連携の包括ケアの輪の中に歯科医がより積極的に入っていくことが求められるでしょう」と、歯科医師に求められる役割の変化と期待の大きさを説き、講演を締めくくった。

一般社団法人 日本私立歯科大学協会 羽村章専務理事

一般社団法人 日本私立歯科大学協会 羽村章専務理事

■キャンペーンで歯科にまつわるエピソードを共有

 歯科プレスセミナーは今回で最終回となるが、協会では今後も一般に向けた情報提供や教育の推進を行っていく方針だ。現在、公式サイトでは「僕とワタシのイイはなし」キャンペーンを実施、加盟大学の学生や、医師として働く卒業生らのインタビュー動画をアップロードするとともに、広く一般から歯科にまつわるエピソードを募集している。

 キャンペーンの企画意図について同協会専務理事で日本歯科大学生命歯学部の羽村章前学部長は、「大きく変化している歯科の世界と歯科に携わる学生や若き歯科医の考えを広く伝えるとともに、一般の人と歯科医が同じ情報や思いを共有してもらうため」と語る。エピソードの募集は11月30日まで。採用されたエピソードは実写化され、サイトにアップロードされる予定だ。

「僕とワタシのイイはなし」キャンペーン<br><a href="http://www.shikadaikyo.or.jp/cp/shika-story/" onclick="ga('dotadv.send', 'event', 'outbound_links', 'click', 'ad-native_20181112shikadaikyo_1');" class="originalNativeAdLnk" target="_blank">http://www.shikadaikyo.or.jp/cp/shika-story/</a>

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※一般社団法人 日本私立歯科大学協会の詳細はこちら(外部リンク)

提供:一般社団法人 日本私立歯科大学協会

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