ゴーン逮捕の“仕掛け人”は亀井静香元金融相だった「日産幹部は日本男児として恥を知れ」 (4/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

ゴーン逮捕の“仕掛け人”は亀井静香元金融相だった「日産幹部は日本男児として恥を知れ」

by 西岡千史 (更新 2018.12. 7 11:35)
亀井静香元金融相(撮影/西岡千史)

亀井静香元金融相(撮影/西岡千史)

日産の西川社長(撮影/西岡千史)

日産の西川社長(撮影/西岡千史)

 今回の事件で最も悪いのは、日産の幹部だ。親分が逮捕されたのに、西川広人社長以下、幹部たちは平気な顔をしている。ましてや、親分を裏切って捜査機関に協力したなんて許せない。ゴーンさんの金の使い方が荒いなら、なぜ、逮捕される前に「親分、これはマズいです」とアドバイスしてあげなかったのか。企業統治がまったくなってない。

 日産の幹部には法的な責任はないかもしれんが、経営陣として、こういった状況になるまで放置していた道義的責任はある。「日本男児として恥を知れ」と言いたい。

──長期間の勾留など、特捜部の捜査手法に外国メディアから批判も出ています。

 法律は国によって違うんだから、そんなものは気にする必要はない。正しい捜査をしていればいいだけだ。

 それよりも、特捜部がゴーンさんを逮捕した後、日産の幹部はゴーンさんを会社から追い出した。こんなことが許されていいのか。世界に日本の恥をさらさないでほしい。

 私はね、ゴーンさんの経営手法には共感しないよ。コストカットで人を切って、自分は給料をたくさんもらうなんて、まったく理解できない。それでも、ゴーンさんが気に入らないなら、企業内で処理する方法はいくらでもあったはずだ。それがなぜ、親分を捜査機関に売るようなことをしたのか。ジャーナリズムはもっとここを追及せんといかんよ。

──亀井さんも現在は一企業の経営をして、太陽光発電の普及事業などを手がけていますね。

 私はね、2011年の東日本大震災の後、原発事故の被害を受けて立ち入り禁止になった福島県の浪江町に行った。その風景は今でも忘れられない。牛が野放しにされていてね。今ごろ、あの牛はどうなったのかな……。あれから、日本は脱原発、再生可能エネルギーしかないと思った。小泉純一郎(元首相)は全国で脱原発の宣伝をやってるけど、私は事業でやっていく。兵庫県丹波市のゴルフ場開発が頓挫した土地で太陽光発電をやる。

 日産とは会社の規模が違うけど、会社を経営するには、軍隊でいう大尉、中尉、少尉と下士官や兵隊がしっかりと働いてくれることが必要。自分はそんなに仕事をしなくても、ウチの会社には優秀な社員がいっぱいいるからね。私は、彼らと一緒に日本のためにこれからも働いていくよ。

──日産の経営陣に言いたいことは。

 私が日産の株主になって、総会で幹部たちを追及してやりたいぐらいだ。ゴーンさんだけではなく、幹部たちも総退陣だ。

(聞き手/AERA dot.編集部・西岡千史)


トップにもどる


あわせて読みたい あわせて読みたい