11月号
文芸評論家 野崎六助 Nozaki Rokusuke
-東西文明の衝突と明治冒険譚-

2013/11/07 17:38

 明治が遠くなるにつれ、時代小説の鉱脈としての価値も高まってくるようだ。本書の主人公たるイザベラ・バードと伊藤鶴吉の冒険コンビも、その有力な素材にちがいない。明治11年、イギリスの旅行家バードは47歳で日本の地に渡り、20歳の通訳伊藤を従えて、東北から北海道を縦断するハードな旅程を敢行した。その旅行記『日本奥地紀行』は、数種の翻訳によって、長く読み継がれている。

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