仙台からアニメを発信しようという仙台のイベントで、またもや吉本興業の若手芸人がやらかしてしまった。若手芸人が挑発した不用意な言葉により、人気の女性コスプレイヤーがステージ上で精神的なショックを受けて倒れ、会場の救護室に運ばれたのだった。その後、吉本側と女性コスプレイヤーの間で「協議」が行われたが、このほど決裂したという。一体が何があったのか?
問題が起きたのは、2019年10月19~20日、宮城県仙台市の「夢メッセみやぎ」で開かれた東北最大級のコンテンツエキスポ「仙台アニメフェス2019」。開催2日間で1万1千人が来場し、アニメ作品の展示やアニソンライブ、コスプレエリアなどを設け、東北を元気にしよう、仙台からアニメを発信しよう、というイベントだった。だが、ステージで思わぬ事態となってしまう。
総合司会をBS11の八木菜緒アナウンサーが務め、吉本所属の芸人からなるガチンコゲーマー集団「ゲー人ギルド」(裏切りマンキーコングの西澤祐太朗と関谷風次、エリック・ニコラスら5人)によるeスポーツのイベントが行われた。仙台アニメフェス応援大使の女性・すみれおじさん(24)がゲストに招かれた。事態を目撃した来場者はこう話す。
「すみれおじさんは東北ずん子のコスプレをして登場しました。ところが、ゲー人ギルドのメンバーの発したトークで、深く傷ついてしまったらしく、体調が悪くなって、会場内の救護室に運ばれたんです」
すみれおじさんは1年前にタレント活動を開始した人気のプロコスプレイヤー。漫画「ヤングジャンプ」の表紙を飾ったことや世界トップクラスのCWM(コスプレ・ワールド・マスターズ)の審査員を務めたこともある。
都内にある、彼女の実家の飲食店で直撃すると、ためらいながらも状況の説明に応じた。
会場には、東北ずん子のオフィシャルスタッフも来ていて、彼女は応援大使として、はりきっていたという。ところが、ゲー人ギルドの裏切りマンキーコング西澤が彼女に対し、「これはだな、リスペクトなしでコスプレしているかもしんねぇ」と発言した。